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海外レース他 ニュース

投稿日: 2022.08.18 19:05
更新日: 2022.08.18 19:07

ルノー勢席巻の週末、17歳イグナシオ・モンテネグロが史上2番目の若きウイナーに/STC2000第8戦

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海外レース他 | ルノー勢席巻の週末、17歳イグナシオ・モンテネグロが史上2番目の若きウイナーに/STC2000第8戦

 8月12~14日に南米アルゼンチン中部、ロサリオ近郊に位置するアウトドローモ・サン・ニコラスで争われたスーパーTC2000(STC2000)の第8戦は、新生アクシオン・エナジー・スポーツSTC2000のルノー・フルーエンスGTが公式練習を除く全セッションを制圧。土曜スプリントを制した2019年王者リオネル・ペーニャ(ルノー・フルーエンスGT)に続き、弱冠17歳のイグナシオ・モンテネグロ(ルノー・フルーエンスGT)が日曜ファイナルで初優勝を飾り、シリーズ史上2番目に若いウイナーとなった。

 既報のとおり今季より国内ツーリングカー・シリーズが併合し、ここまで“旧TC2000”との併催戦が続いてきた“新生TC2000”だが、このサン・ニコラス戦は「南米最速、最高峰のFFツーリングカー選手権」による、ひさびさのスタンドアローン・イベントとなった。

 金曜会見で「ここは家からとても近く、まさに地元なんだ。レースができて光栄だし、週末の勝利を探すことがどれほど重要か。強い足し算が基本になる」と話していたシボレーYPFチームの王者アグスティン・カナピノ(シボレーYPFクルーズ)が、まずは最初のプラクティスでベストタイムを記録したものの、そこから先はルノー陣営の独壇場が続く展開となる。

 まず日曜ファイナルのグリッドを決める計時予選では、カナピノの前に今季躍進を続ける新鋭が立ちはだかり、わずか0.174秒差でモンテネグロがシーズン2度目のポールポジションを奪取する。

 セカンドロウ3番手にもTOYOTA GAZOO Racing YPFインフィニアの18歳ホルヘ・バリオ(トヨタ・カローラSTC2000)が続き、4番手にはカナピノの僚友ベルナルド・ラヴァー(シボレーYPFクルーズ)が並ぶなど、各世代が入り乱れるグリッド順に。

 現地午後17時半にスタートが切られたスプリント戦は、予選トップ8リバースのグリッドによりペーニャのルノーが首位発進を決めると、その隣に並んだ前年度勝者プーマ・エナジー・ホンダ・レーシングのファクンド・アルドゥソ(ホンダ・シビックSTC2000)と一騎打ちの様相となる。

 ここでオープニングのターン1を制したルノーは、最初の周回でホンダに対し若干のマージンを築くと、5周目には上位進出を狙っていたカナピノのシボレーが、なんとミッショントラブルから白煙を上げてストップ。ディフェンディングチャンピオンが土曜に1ポイントも獲得できずレースを終えることに。

「先週の勝利、そして昨季のここでの成功に後押しされている。その再現をしたい」と語っていたファクンド・アルドゥソ(ホンダ・シビックSTC2000)
しかしリバースポールの優位を活かした2019年王者リオネル・ペーニャ(ルノー・フルーエンスGT)が土曜スプリントを制した
TGRAのホルヘ・バリオと同様、ミドルフォーミュラ経験を持ちSTC2000でも台頭するイグナシオ・モンテネグロ(ルノー・フルーエンスGT)

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