2012年の世界ツーリングカー選手権(WTCC)チャンピオンのロブ・ハフは、ホンダワークスチームを1年で離れ、ミュニッヒ・モータースポーツに再加入。17年はシトロエンCエリーゼWTCCをドライブすることになった。
ハフはチャンピオンを獲得した翌年、シボレーからミュニッヒへ移籍。プライベーターとしてセアト・レオンをドライブしていた経歴を持つ。
その後、ハフは14年にラーダへ移籍した後、16年にホンダ陣営へ。移籍後、初戦のポールリカールで優勝。第4ラウンドのモロッコ・マラケシュでもトップチェッカーを受けたが、フラットフロア規定違反で失格となり、最終的にランキング6位でシーズンを終えている。
ホンダ加入時、ハフはシトロエンがシリーズから撤退する17年にタイトルを獲得するための移籍だと語っていたが、17年開幕を前にホンダを離脱。古巣ミュニッヒでCエリーゼWTCCをドライブする決断を下した。
「ミュニッヒ・モータースポーツの親友たちと、また一緒になることができ非常に喜んでいる」とハフ。
「ともに戦った13年には大きな成功を収めることができた。お互い経験を積んで協力になった上、マシンは高い戦闘力を誇るCエリーゼWTCC。また一緒に仕事ができることに興奮しているよ」
「(チームオーナーの)レネ・ミュニッヒが僕とミュニッヒ・モータースポーツ、シトロエンという組み合わせでチャンピオンを目指そうとアプローチしてきた。これは見逃すことができないチャンスだったんだ」
「今年はプライベートチームが世界チャンピオンになる可能性が極めて高い。そして、それを実現させることが僕たちの目標だよ」
なお、ハフを失ったホンダは17年も3台体制を維持する見込み。ハフの後任は、昨年のWTCCもてぎラウンドにスポット参戦した道上龍が務めると噂されている。
ティアゴ・モンテイロ、ノルベルト・ミケリスは残留する方向だという。
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