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海外レース他 ニュース

投稿日: 2022.09.03 07:51
更新日: 2022.09.03 01:02

2022年WTCR最終2戦の詳細確定。11月に中東バーレーンとサウジアラビアでフィナーレ実施へ

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海外レース他 | 2022年WTCR最終2戦の詳細確定。11月に中東バーレーンとサウジアラビアでフィナーレ実施へ

 2022年シーズン終盤2戦の開催地、そしてカレンダー日程ともに未定の状況が続いてきたWTCR世界ツーリングカー・カップの最後の2ラウンドが、FIA世界モータースポーツ評議会(WMSC)で承認された。ひとつはWEC世界耐久選手権の併催イベントになる11月10~12日のバーレーン・インターナショナル・サーキットで、もうひとつのイベントはシーズンフィナーレとして11月25~27日に初上陸のサウジアラビアにて、ジェッダ・コーニッシュ市街地サーキットでのナイトレース実施が発表された。

 地元ではBTCCイギリス・ツーリングカー選手権を運営するTOCA代表として辣腕を振るい、近年は並行してFIAツーリングカー・コミッション​理事も務めるアラン・ゴウは「このふたつのワールドクラスの会場が参加することは、WTCRのシリーズカレンダーにとって前向きな展開だ」と歓迎の意を示した。

「とくにバーレーンでは、WECとの合同開催が実現でき来るのも素晴らしいことだ。車両規則とレースフォーマットの著しい相違にも関わらず、ツーリングカーとスポーツカーはクローズド・コクピットの同じレースファミリーに属している。両者の間にはつねにクロスオーバーがあり、これまでもドライバーはある分野から別の分野に切り替える傾向が見られてきた。これはファンやメディアにとっても特別なことであり、両方のプロモーターに興味深いプロモーション機会を提供するはずだ」

 こうしてバーレーン・インターナショナル・サーキットと、ジェッダ・コーニッシュ市街地サーキットが追加されたことで、2022年WTCRのタイトル決定戦はFIAグレード1の安全基準に準拠したF1グランプリ会場で開催されることが確定し、同時にカレンダー最後の部分をアジアで実施する予定だったWTCRは、韓国、中国、マカオでのイベントに関して、厳しい渡航制限のため改めて計画が破棄されることとなった。

WEC世界耐久選手権との併催イベントとなる一戦は11月10~12日、バーレーン・インターナショナル・サーキットで行われる
前戦のフランス・アノー・デュ・ハンは、Lynk&Co Cyan Racingの”即時撤退”により、全12台で争われた

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