インディカー・シリーズに参戦するマルコ・アンドレッティは、2016年のインディ500で勝利を逃したことによる苛立ちが、残りのシーズンで精神的な悪影響を及ぼしたと明かした。
アンドレッティ・オートスポートは16年のインディ500で高い戦闘力を発揮し、アレキサンダー・ロッシとカルロス・ムニョスがワン・ツーフィニッシュを飾った。だが、マルコはピットストップの際、違うフロントタイヤを装着するというチームのミスにより、13位でレースを終えていた。
16年シーズン、シリーズランキング16位に終わったマルコは、インディ500で見舞われた不運がその後のシーズンに暗い影を落とし、本来の実力を発揮できなかったと明かす。
「僕は以前、自分の人間性の軸は確立されており、ブレることはないと話したけど、間違っていたみたいだ」と心情を吐露。
「インディ500で感じた苛立ちを最後まで引きずってしまい、残りのシーズンを棒に振ってしまった。レースを楽しむことができず、笑うこともほとんどなかった。そういう時はなにをやってもうまくいかないものだし、どうすることもできなかったんだ」
「僕にとってもっとも重要なことは、過去のことを考え『何をすればよかったのに、何ができたのに』と悩むのをやめることだった。嘆いても過去には戻れないからね」
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