26日にドイツ・ツーリングカー選手権(DTM)に参戦する2017年のドライバーラインアップを発表したメルセデス。2016年に起用したフェリックス・ロゼンクビストをラインアップに入れることを望んだが、彼のフォーミュラEでの活躍を優先させたようだ。
F3ヨーロピアンシリーズでの王座獲得や、マカオGPでの勝利など、ジュニアフォーミュラで多くの実績を残してきたロゼンクビスト。2016年はメルセデスDTMのリザーブドライバーとして起用されるかたわら、インディライツやスパ24時間にも挑戦。シーズン中盤には、エステバン・オコンがF1に参戦することをうけ、モスクワ戦から残りのDTM4ラウンドに出場していた。
さらにフォーミュラEに参戦するマヒンドラが2016/17シーズンのドライバーにロゼンクビストを起用。FE第2戦のマラケシュでは初ポールから3位表彰台を獲得する活躍を見せた。
さまざまなカテゴリーに参戦し一年を過ごしたロゼンクビスト。2017年の去就が注目されるも、26日に発表されたメルセデスのDTMドライバーラインアップに彼の名前はなかった。しかし、メルセデスは2017年のドライバーラインアップにロゼンクビストを起用したかったと明らかにしている。
メルセデスのDTMチーフを務めるウルリッヒ・フリッツは、「フェリックスは我々に昨年素晴らしい印象を与えた。今シーズンのDTMでも彼と仕事をすることを望んでいたんだ」
「しかしながら、フォーミュラEでの序盤戦の活躍で、彼はチャンピオン候補になることは間違いないと思った。今季は両方のシリーズでレースをすることに意味はないと考え、FEを優先させることを一緒に決めることとなった」
「我々はフェリックスの近くに居続けるし、彼の成功を願っている」とコメント。
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています