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海外レース他 ニュース

投稿日: 2017.01.27 11:45
更新日: 2017.02.17 13:15

最高出力778馬力。新たな電気自動車GT選手権「EGTチャンピオンシップ」の概要発表

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海外レース他 | 最高出力778馬力。新たな電気自動車GT選手権「EGTチャンピオンシップ」の概要発表

 昨年3月に新選手権設立がアナウンスされ、その後は元F1ドライバーのハインツ-ハラルド・フレンツェンや、カルン・チャンドックらが開発車両のテストドライブを敢行するなど、徐々にその全貌が明らかになってきた「EGTチャンピオンシップ」

 この100%電気自動車による新たな”ゼロ・エミッション”GT選手権の概要が、今月中旬にイギリス・バーミンガムで行われたオートスポーツ・インターナショナルショー(ASI)の会場で発表された。

 今季から開催を予定するシリーズは欧州を中心に全7戦程度となり、本拠地であるイギリスのドニントンパークを皮切りに、ポールリカール(フランス)、ニュルブルクリンク(ドイツ)、カタルーニャ(スペイン)、エストリル(ポルトガル)、アッセン(オランダ)、ムジェロ(イタリア)などでの開催を予定。その他、北米でもノンタイトル戦を計画中で、今後はアジアでもレース開催に向けた調整を進めていくという。

 レースフォーマットは20分のフリープラクティス後に60分間の予選、決勝は2ヒート制となり、それぞれ60kmのレース距離が設定される。

 現状、シリーズに参戦可能なマシンは『テスラ・モデルS』のみとみられ、実質ワンメイクとなるが、ラウンチ当初に発表された『モデルS P85D』ベースのマシンから、直近に追加された”リディキュラス(馬鹿げたパワー)・モード”を備えるハイパワー版『P100D』をベースとした車両に変更。

 会場では、新たに開発が進められているこの『EGTテスラV2.0』の詳細なパフォーマンスデータも明かされ、市販モデルに比べて500kgの軽量化を実施。タイヤはピレリの専用開発品となり、OMP製のロールバーを始めとした保安装置を装備。最高出力は778PS、最大トルクは995Nmを発生し、0-100km/h加速は2.1秒という驚異のツーリングカーとなっている。

昨年3月9日の選手権発足アナウンス以降、開発の進む『EGTテスラV2.0』
昨年3月9日の選手権発足アナウンス以降、開発の進む『EGTテスラV2.0』

昨年12月にはカルン・チャンドックがテストを行い、「マシンに好感触を得た」とコメントした
昨年12月にはカルン・チャンドックがテストを行い、「マシンに好感触を得た」とコメントした


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