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海外レース他 ニュース

投稿日: 2022.10.20 16:50
更新日: 2022.10.20 16:51

コロネル、バックマン兄、17歳の新鋭モンテネグロも参戦。各国TCR代表が続々確定/FIA MSGs

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海外レース他 | コロネル、バックマン兄、17歳の新鋭モンテネグロも参戦。各国TCR代表が続々確定/FIA MSGs

 2019年にイタリアはバレルンガでの初開催を終えて以降、度重なる延期や大会中止でようやく2度目の開催に漕ぎ着けた“モータースポーツ界のオリンピック”こと第2回『FIAモータースポーツ・ゲームス』に向け、TCR規定を採用したツーリングカー・カップに参戦する各国代表ドライバーが続々と確定。オランダからはトム・コロネル、北欧からはバックマン兄妹の長兄であるアンドレアス、そして南米アルゼンチンからは17歳の新鋭イグナシオ・モンテネグロらが名を連ね、すでにエントリーは2桁台に到達している。

 今季10月26~30日の日程にてフランス、ポール・リカールで開催される同イベントは、スポーツの祭典オリンピックの要素を導入するカテゴリー横断型の国別対抗戦となり、このTCR規定ツーリングカーに加えてGT3規定を採用したGTとそのスプリント部門や、ラリー競技ではラリー4、ラリー2規定にクラシック部門も設定。FIA-F4のフォーミュラやレーシングカートにオートスラローム、ドリフトやバギーを採用したクロスカー、さらに『アセットコルサ・コンペティツィオーネ』を用いたファナテック・Eスポーツ・カップも開催される。

 そのTCR部門に1番乗りで参戦表明したオーストラリア代表のアーロン・キャメロン(プジョー308 TCR)を筆頭に、ベルギー代表でWTCR世界ツーリングカー・カップ参戦中のジル・マグナス(アウディRS3 LMS 2)、そして南米出身ながら二重国籍を持つスイス代表としてエントリーのガブリエル・ルスキニョス(クプラ・レオン・コンペティションTCR)らが続々と各国代表に抜擢されてきた。

 そしてこの10月入って以降も各国代表ドライバーのアナウンスが続き、今季は新型『トヨタ・カローラGRS TCR』の登場で注目を集めた2年目のTCRサウスアメリカ・シリーズからは、ブラジル代表としてラファエル・レイス(W2 ProGP/クプラ・レオン・コンペティションTCR)と、隣国アルゼンチンの人気シリーズTC2000(旧スーパーTC2000)でも活躍を演じるモンテネグロ(コブラ・レーシング/FK8型ホンダ・シビック・タイプR TCR)が、それぞれ南米でのシリーズ戦と同様の車種で勝負に挑む。

「ブラジル代表としてFIAモータースポーツ・ゲームスに参戦することにワクワクしている。とくにTCRサウスアメリカでレースをするのと同じ技術規則のクルマをドライブできるから、非常に意欲的に取り組めそうだ」と抱負を語ったレイス。

 同様にTC2000ではルノー・フルーエンスGTをドライブし、勝利も飾っているモンテネグロも「イベントに参加できるこの機会に非常に満足しているし、TCRサウスアメリカ・シリーズ全体が、こうして僕の参戦を手助けしてくれたことに感謝したい。アルゼンチンを代表するまたとない機会になるだろうし、金メダルを持ち帰るために全力を尽くすよ」と高いモチベーションを見せる。

2019年の初開催地イタリア・ヴァレルンガから、第2回大会はフランス、ポール・リカールに舞台を移す
ベルギー代表はWTCR世界ツーリングカー・カップ参戦中のジル・マグナス(アウディRS3 LMS 2)に
ブラジル代表はTCRサウスアメリカで2年連続のタイトル候補だったラファエル・レイス(W2 ProGP/CUPRA León Competición TCR)
新生TC2000ではルノー・フルーエンスGTに乗る17歳の新鋭イグナシオ・モンテネグロがアルゼンチン代表を務める

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