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海外レース他 ニュース

投稿日: 2017.01.31 20:10
更新日: 2017.01.31 22:06

ヨーロピアンF3:チーム間格差縮小を目的にレギュレーションの大改訂を敢行。17年は激戦必至か

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海外レース他 | ヨーロピアンF3:チーム間格差縮小を目的にレギュレーションの大改訂を敢行。17年は激戦必至か

 ヨーロピアンF3を運営するFIAは、コスト削減とパフォーマンス格差の是正を主目的とした大幅なレギュレーション変更を2017年シーズンより敢行する。

 今回改定された項目は、エントリーフィー減額などのコスト削減策に加え、主催者によるエンジンのランダムな割り当て、チーム間のデータ共有の義務付けなどから、ドライバーの年齢制限にいたるまで多岐にわたる。

■エンジンのランダムな割り当て、走行データの共有など、より公平で接近した争いを演出

 この施策は2017年から導入される新レギュレーションの項目のひとつであり、特定のチームがエンジンを供給するメーカーから特別な恩恵を受けているとの疑惑を払拭するため、制定されたものとみられている。

 FIA選出の技術責任者が、エンジンの初回使用前、同じメーカーからエンジン供給を受ける各チームへ無作為にエンジンを割り当てるというもので、レギュレーションのさらなる詳細はシーズン開幕前に改めて各チーム宛へ通知されるという。

 加えて、2013年のF1でも問題となったエンジンマッピングに関する規制を強化し、同じメーカーのエンジンを使用するチーム間で、公平かつレギュレーションに沿ったエンジンマッピングが行われていることを、FIAが調査する。

 また、チーム間のパフォーマンス格差を是正するため、参加チームに対し、1回目の予選後にスロットル開度とブレーキ、速度に関するデータの開示を義務付け、全チームで共有することとなった。

 さらに、上位2チームのドライバーが最速タイムを記録した際の走行データを、すべてのチームとドライバーが自由に活用できるという施策も導入予定だ。


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています

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