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海外レース他 ニュース

投稿日: 2022.11.04 17:05
更新日: 2022.11.04 17:06

自身3度目のチャンピオンを決めたSVGが、赤旗の市街地戦を制覇。連覇に華を添える/RSC第12戦

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海外レース他 | 自身3度目のチャンピオンを決めたSVGが、赤旗の市街地戦を制覇。連覇に華を添える/RSC第12戦

 10月28~30日にサーファーズ・パラダイスを舞台に開催されたRSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップ第12戦『ブーストモバイル・ゴールドコースト500』は、両日85周のスプリント勝負に挑んだレッドル・アンポル・レーシングの王者“SVG”こと、シェーン-ヴァン・ギズバーゲン(トリプルエイト・レースエンジニアリング/ホールデン・コモドアZB)が、土曜オープニングを制覇してシリーズ連覇を決め、自身3度目の王座を獲得。明けた日曜も序盤のレッドフラッグで10台以上が戦列を去る混戦のなか連勝を決め、自身のタイトルに華を添える週末となった。

 シリーズ最大の祭典として国際的な注目度も高い“グレートレース”こと、前戦『レプコ・バサースト1000』では、悪天候により幾度ものセッション中止と都合8回に及ぶセーフティカー(SC)ランが発動する大荒れの展開となるなか、チームの顔のひとりであるガース・タンダーと組んだSVGがレースを制圧。ホールデン最後のシーズンにブランド通算36回目の勝利を贈るとともに、自身はスコット・マクラフランがかつて記録した年間最多勝記録を更新するシーズン19勝目を飾った。

 そのマクラフランが北米インディカーに転向して以降、初めてRSCパドックに姿を見せたゴールドコーストの週末は、最初のプラクティスからウィル・デイビソン(ディック・ジョンソン・レーシング/フォード・マスタング)やキャメロン・ウォーターズ(ティックフォード・レーシング/フォード・マスタング)、そして王者SVGといつものメンバーがトップ3を占めていく。

 しかし特設ストリートコースを象徴する名物シケインには、今回から4輪脱輪を判定する各種のセンサー類が仕込まれ、縁石の高さが「上がる方向」へと変化。さらに30度を超える猛暑も重なり、各ドライバーからは肉体的な負荷に対する懸念や、改修への不満が噴出することとなった。

 そんななか、予選トップ10シュートアウトではベテランのデビッド・レイノルズ(グローブ・レーシング/フォード・マスタング)がドラマティックな展開を制してポールポジションを獲得し、今季2回目の最前列スタートを確保する。

 フロントロウ2番手に前戦バサースト1000覇者が並んで週末最初の85周スプリントがシグナルグリーンを迎えると、最終コーナー入り口でタイヤバリアをひっかけながらも、オープニングラップで首位を守ったレイノルズに対し、背後につけるホールデンの97号車がジリジリと機会を伺う。

特設ストリートコースを象徴する名物シケインには、今回から4輪脱輪を判定する各種のセンサー類が仕込まれ、縁石の高さが「上がる方向」に
プラクティスでは最速も記録していたキャメロン・ウォーターズ(Tickford Racing/フォード・マスタング)は、レース1で単独スピン「とにかくリヤがなくなった」
デビッド・レイノルズ(Grove Racing/フォード・マスタング)との勝負を制し、序盤13周目にSVGが首位を奪う

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