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海外レース他 ニュース

投稿日: 2022.12.14 18:40
更新日: 2022.12.14 18:43

長年ホールデン陣営の顔として戦ったガース・タンダーが電撃移籍。来季はフォード陣営へ/RSC

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海外レース他 | 長年ホールデン陣営の顔として戦ったガース・タンダーが電撃移籍。来季はフォード陣営へ/RSC

 新車両規定“Gen3”に則して、来季より『シボレー・カマロZL1スーパーカー』と第7世代『フォード・マスタング・スーパーカー』が激突するRSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップの2023年シーズンを前に、長年ホールデン陣営を代表する存在として戦って来た元王者ガース・タンダーが、ファクトリーチームを務めるトリプルエイト・レースエンジニアリングからの離脱を表明した。

 2022年もレッドブル・アンポル・レーシングの王者シェーン-ヴァン・ギズバーゲン(トリプルエイト・レースエンジニアリング/ホールデン・コモドアZB)の耐久カップ登録コドライバーを務め、伝統の1戦『バサースト1000』を制覇した男がフォードへの電撃的スイッチをアナウンスし、来季は同じく耐久戦にてペンライト・グローブ・レーシングの第7世代『フォード・マスタング・スーパーカー』をドライブすることが決まった。

 2018年シーズンの終わりにフルタイムからの引退を表明しているタンダーは、過去数年にわたってTCRオーストラリア・シリーズで散発的なプログラムを続ける傍ら、スーパーカーでは名門トリプルエイトで4年間を過ごし、王者“SVG”ことヴァン・ギズバーゲンとともに2020年、2022年と2度のグレートレース制覇を成し遂げた。

 新規定Gen3モデルとなる『シボレー・カマロZL1スーパーカー』の堅調なテスト推移も受け、引き続きレッドブル陣営のクルマをドライブすると広く予想されていた45歳の元チャンピオンだが、今季最終戦となった第13戦『VALOアデレード500』が終了した翌週にもトリプルエイトからの離脱が明らかになり、その数日後にはグローブ・レーシングとの新たな契約締結を発表。来季のサンダウンやマウントパノラマにて、今度は第7世代マスタングのステアリングを握ることとなった。

「改めて、スーパーカーを代表する素晴らしいレースチームで働くことができて幸運だった」と、離別を決めたトリプルエイトに謝意を述べた2007年チャンピオン。「その一方で(代表の)ステファン(・グローブ)とブレントン兄弟が非常に短期間の時間枠で達成した仕事ぶりにも感銘を受けていた」と続けるシリーズ通算57勝を誇るタンダー。

耐久戦にてPenrite Grove Racingの第7世代『フォード・マスタング・スーパーカー』をドライブすることが決まった元王者ガース・タンダー
過去4年間は、Red Bull Ampol Racingとして参戦するTriple Eight Race Engineeringのホールデン・コモドアZBをドライブしてきた

■次のページへ:「Gen3の開発を支援するため、計算できるドライバーをチームに加えたかった」とグローブ代表


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