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海外レース他 ニュース

投稿日: 2017.02.08 13:13
更新日: 2017.02.08 13:18

ヨーロピアンF3:選手権創設に携わったベルガー、多くのチームが撤退したシリーズの現状を哀しむ

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海外レース他 | ヨーロピアンF3:選手権創設に携わったベルガー、多くのチームが撤退したシリーズの現状を哀しむ

 元F1ドライバーで、FIAが統括するシングルシーター委員会の委員長を務めていたゲルハルト・ベルガーは、イギリスを拠点とする多くのチームがヨーロピアンF3から撤退し、エントリー台数が激減している現状について「悲しい」と述べた。

 ベルガーは2012年に復活した現在のヨーロピアンF3の基盤を作った功労者とされている。委員長の座をフェラーリF1の元チーム代表、ステファノ・ドメニカリに譲った直後の15年シーズンには、シリーズはじつに35台ものエントリーを集める盛況ぶりを誇った。

 だが、現時点で17年シーズンにエントリーを表明しているのはわずかに5チームで、参加台数は18台から20台ほどになってしまう可能性がささやかれている。

参戦台数の確保に苦慮しているヨーロピアンF3
参戦台数の確保に苦慮しているヨーロピアンF3

 15年シーズンに参戦していたイギリスのチームであるフォーテック・モータースポーツ、チーム・ウエストテック、そしてダブルRレーシングの3チームは、16年シーズンのエントリーを取り止め、マカオGPで山下健太を起用し4位に入賞したTスポーツは参戦する意向はあるものの、17年のドライバー探しに奔走中という状況だ。

「なぜヨーロピアンF3が弱体化しているのか、詳しいことは分からない。どうして多くのチームとドライバーを失ってしまったのだろうか?」とベルガーは述べる。

「私は常にイギリスのチームが求めていることに対し、敏感に行動していた。参加台数を集めるのに苦労していたイギリスF3の存続に反対したときのように、少し意見が食い違うときがあったとしてもね」


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています

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