インディカー・オープンテスト最終日はエリクソンがトップタイム。若手ドライバーたちも奮闘

　ザ・サーマルクラブで実施されたNTTインディカー・シリーズのオープンテスト。最終日となる3日は、マーカス・エリクソン（チップ・ガナッシ）がトップタイムでテストを終えた。

　コロナ禍により各チームが集まった合同のオープンテストを実施していなかったインディカー・シリーズ。3年ぶりに実施したザ・サーマルクラブでのオープンテストは、27台が参加し2日間に渡って走行が行われた。

　2日目となる3日にトップタイムを記録したのは昨年のインディ500王者エリクソン。このサーマルクラブでインディ500王者に授与されるベビー・ボルグワーナートロフィーを受け取ったご機嫌なエリクソンは、1分38秒4223を記録。前日の12番手からジャンプアップしトップでオープンテストを終えた。

　初日も2番手のタイムを記録したクリスチャン・ルンガー（レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング）は、この日も速さを見せ1分38秒5682で2番手。

　3番手にインディライツで所属していたアンドレッティ・オートスポートへと復帰したカイル・カークウッド、4番手にカラム・アイロット（フンコス・ホーリンガー・レーシング）、5番手にルーキーのマーカス・アームストロング（チップ・ガナッシ）と若手ドライバーたちが続いた。

　前日の午後の走行ではクラッチ交換のため走行できず15番手に終わっていたカークウッド。3番手のタイムを記録し、「僕にとって新しいチーム、新しいクルーたちで、全員がどのように機能してくれるのか確認するために走行している」

「ここで何かを見つけたのは言わないよ。非常にユニークなトラックだ。ドライブするのはとても楽しかったし、グリップ力には驚いたね。正直なところ、この車でトップに立つのは簡単ではないと感じている。何かを過度に変更しようとする必要なないけどね」とコメント。AJフォイトで孤軍奮闘していたカークウッドだが、アンドレッティ・オートスポートで今年は飛躍を見せそうだ。

　NTTインディカー・シリーズは、3月5日にセント・ピーターズバーグ市街地で開幕戦を迎える予定だ。

■NTTインディカー・シリーズ／ザ・サーマルクラブ・オープンテスト総合結果