レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

海外レース他 ニュース

投稿日: 2023.05.29 05:21
更新日: 2023.08.08 13:16

第107回インディ500速報/佐藤琢磨は3度目の勝利ならず。ニューガーデンがファイナルラップでエリクソンを逆転し初制覇

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


海外レース他 | 第107回インディ500速報/佐藤琢磨は3度目の勝利ならず。ニューガーデンがファイナルラップでエリクソンを逆転し初制覇

 NTTインディカー・シリーズ第6戦にスケジュールされた第107回インディアナポリス500マイルレース。28日に決勝レースが行われ、ファイナルラップでトップに立ったジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)が悲願のインディ500初制覇を達成した。
 
 8番手から14度目のインディ500に挑んだ佐藤琢磨(チップ・ガナッシ・レーシング)は、レース終盤トップに浮上するもポジションを落とし、7位でレースを終えている。

 曇り空のインディアナポリス・モータースピードウェイ。大観衆が見守る中、ハリウッド俳優のアダム・ドライヴァーがグリーンフラッグを振り、200周のレースがスタートする。

 ポールポジションのアレックス・パロウ(チップ・ガナッシ)がホールショットをトップをキープ。佐藤琢磨は8番手でオープニングラップを終える。

 3周目、リナス・ヴィーケイ(エド・カーペンター・レーシング)がパロウを捉えリードチェンジ。パロウも5周目に抜き返しトップに戻る。序盤はパロウとヴィーケイがレースを引っ張る落ち着いた展開に。

 20周を過ぎると4番手を走行していたスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)が遅れはじめ次々と後続に抜かれていく。15番手まで落ちたディクソンは26周終わりで最初のピットイン。

 トップのパロウは30周目終わりでピットイン。サンティーノ・フェルッチ(AJフォイト)も続いていく。佐藤琢磨も翌周にピットへと向かう。

 アンダーグリーンで各車、最初のピットインを終えると再びパロウがトップ。ヴィーケイ、フェルッチ、フェリックス・ローゼンクヴィスト(アロウ・マクラーレン)、アレクサンダー・ロッシ(アロウ・マクラーレン)と続き、琢磨は10番手でセカンドスティントへ。

 パロウはレースを引っ張り61周目終わりで2度目のピットイン。ヴィーケイは64周目終わりでピットロードへ。琢磨も2度目のピットインを行う。ローゼンクヴィストは67周目まで伸ばし、ヴィーケイ、パロウの前でピットアウト。オワードもトップ争いに加わり、70周目にトップを奪う。

 サードスティントはオワードとローゼンクヴィストのマクラーレン勢がリードする展開となる。

 92周目、琢磨が急に失速しポジションダウン。このタイミングでスティング・レイ・ロブ(デイル・コイン)が周回遅れのグラハム・レイホール(ドレイヤー&レインボールド)と競り単独クラッシュ。最初のイエローコーションとなる。

 94周目終わりでピットオープンとなり各車3度目のタイヤ交換へ。ピットアウト時にヴィーケイがバランスを崩しパロウにヒット。パロウはコースに戻れず大きくポジションを下げてしまう。

 ステイアウトしたカラム・アイロット(フンコス・ホーリンガー・レーシング)がトップ。ローゼンクヴィスト、オワード、フェルッチ、ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)と続き、チップ・ガナッシ勢は9番手にマーカス・エリクソン、16番手にディクソン、17番手に琢磨。パロウはリードラップ最後尾の24番手でレースはハーフウェイを迎える。

2023年第107回インディアナポリス500マイルレースのスタートシーン
2023年第107回インディアナポリス500マイルレースのスタートシーン
フェリックス・ローゼンクヴィスト(アロー・マクラーレン)、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)
フェリックス・ローゼンクヴィスト(アロー・マクラーレン)、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)

■次のページへ:レース後半は2度赤旗が出る荒れた展開に


関連のニュース