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F1ニュース

投稿日: 2013.11.17 00:00
更新日: 2018.02.16 20:10

【GPインサイド】30cmの亀裂


「30cmの亀裂がキール右側にあった」(パディ・ロウ/技術担当エグゼクティブ・ディレクター)

 ここ数戦、思うようなパフォーマンスを発揮できず、フラストレーションがたまるレースが続いていたメルセデスのルイス・ハミルトン。アブダビGP後、チームがハミルトンのマシンを調査した結果、シャシーに亀裂が2つあることが判明した。

 技術担当エグゼクティブ・ディレクターのパディ・ロウによれば、「アブダビGPでルイスが使用していた4号車のキール右側にある亀裂のうち大きなものは約30cmもの長さに渡っていた。そのため、われわれは4号車の使用を断念。しかし、残り2戦しかないため、新しいシャシーを製作するよりも、別なシャシーに交換することが懸命な選択だと考え、ウインターテストとモナコGPで使用した2号車を今回持ち込むことにした」

 約5カ月ぶりに2号車を使用することになったハミルトンだが、土曜日の予選ではQ2敗退を喫したチームメイトのニコ・ロズベルグを尻目に5番グリッドを獲得している。ちなみに今回ハミルトンはヘルメットを、アメリカが生んだ偉大なポップシンガーのマイケル・ジャクソンをトリビュートしたデザインしたものを使用している。

■GPインサイド:
日本人F1ジャーナリストの尾張正博氏がグランプリの現場から、ドライバーやチーム首脳の生の声、パドックを賑わせているニュースの真相、レースのキーポイントやサイドストーリーなどを自身の取材情報からお届けする。