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F1ニュース

投稿日: 2015.06.13 00:00
更新日: 2018.02.23 16:40

公道レース実現へ、法案が国会に提出との報


 日本のモータースポーツの歴史に、新たな一歩が記されることになりそうだ。すでに一般紙などで報道されているが、公道でのレース実施を可能とするための法案が自民党により提出され、本国会中の成立が目指されるようだ。この法案は以前より提出が取り沙汰されていたが、国内モータースポーツの悲願とも言える公道レースの実施が、ようやく現実味を帯びてきた。

 モナコやシンガポールのF1、そしてマカオのF3など、世界各国では多くの公道レースが行われている。日本でもこれまで、小樽でのチャンプカー(現インディカー)、沖縄でのスーパーGTなど、いくつかの公道レース実施案が出されてきたが、いずれも実現できずに今に至っている。これは、騒音や安全性などの面から、管轄警察による使用許可が下りなかったという側面が大きい。

 今回の法案では、手続きを簡素化し、公道レース実現に向けたハードルを下げる狙いがあると見られる。また、この「モータースポーツ推進法案」を成立させ、実際に公道レースを行うことで、こちらも国会にて審議中のカジノ法案などとともに、各観光地の活性化に繋げることを目指しているようだ。