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F1ニュース

投稿日: 2010.01.25 00:00
更新日: 2018.02.15 17:42

「バイクの世界に満足」。ロッシ、F1転向を否定


 先週フェラーリF1で約1年ぶりのF1テストを行い、速さを見せたバレンティーノ・ロッシだが、F1転向の可能性はないと語っている。

 MotoGP王者のロッシはバルセロナで2日間にわたってF2008のテストを行い、2日目に1分21秒900のベストタイムをマークした。このタイムは同じマシンでキミ・ライコネンが2年前の予選Q1でマークしたタイムの約1.2秒落ち、フェリペ・マッサのコンマ5秒落ちだった。ロッシはGP2のタイヤを使用して走行している。

 フェラーリのチームプリンシパル、ステファノ・ドメニカリは、もしサードカーを走らせることが可能になるのであればロッシを乗せたいと公言している。ロッシは現在のヤマハとの契約が2010年末で切れるが、彼自身はF1転向は不可能であると述べている。

 ロッシは、スペインのAS紙に対して、F1転向は「面白いが実現は不可能」とコメント、「明日からはMotoGPライダーに戻る」と述べている。またエル・ペリオディコに対するインタビューでは次のように語った。
「僕がF1に行けるころには、もう年をとりすぎているだろう。F1には素晴らしいドライバーがたくさんいる。僕はバイクという自分の世界に満足している。(F1テストは)単に気分転換というか、楽しみのためにやったことだ。この機会をくれたすべての人たちに感謝している」

 さらにロッシは、6月ごろには来年のことを決めたいと述べ、一番の選択肢はヤマハ残留であると語っている。