レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

F1ニュース

投稿日: 2015.12.16 00:00
更新日: 2018.02.17 12:06

「メルセデスを捉えるには離れすぎ」とリカルド


 ダニエル・リカルドは、2016年のシーズン中に王者メルセデスを捉えるにはギャップが大きすぎるかもしれないと懸念を抱いている。

 2014年にV6ハイブリッドターボのパワーユニット規則が導入されて以来、ここ2シーズンはメルセデスAMGのルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグのチームメイト同士が優勝を争っている。

 リカルドは、2014年に3勝を挙げる活躍をみせたが、今年は一向に改善しないルノー製パワーユニットのパフォーマンス不足の影響もあり未勝利でシーズンを終了。逆に、昨年レッドブルで優勝なしに終わった元チームメイトのセバスチャン・ベッテルがPU性能の向上したフェラーリを駆り、3勝を挙げた。

 リカルドは来年も状況がドラマチックに変わるとは考えていない。先日、母国オーストラリアのイベントでRB7のデモランを披露したリカルドは、メルセデスとのギャップについて次のように語っている。

「大きすぎるね。正直、彼らは今年ギャップを広げたと思っているんだ」とリカルド。
「フェラーリは少し縮めたけど、普通に(メルセデスが)本気になればその差はさらに広げられたと思う」
「来年も彼らが勝つのは間違いないし、倒すのは難しいね」

 レッドブルは、2016年に向けてメルセデスとフェラーリにパワーユニットの供給を打診するも交渉に失敗。結局、現行のルノーと新たに契約を結び直し、タグ・ホイヤーのバッジネームで戦うことになった。
 ただリカルドはチームが得意のシャシー面で今年も向上をみせ、来季のルノー製パワーユニットもイルモアとの協力拡大で向上すると信じており、2014年のようなシーズン再来を期待している。


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています