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F1ニュース

投稿日: 2013.03.16 00:00
更新日: 2018.02.16 14:43

「3回ストップの可能性もある」とピレリ


2013年オーストラリアグランプリ フリー走行
ピレリ、オーストラリアで2013年Formula Oneシーズンを開始

2013年3月15日、メルボルン
待ちに待ったシーズン開幕戦、メルボルンでの2回のフリー走行セッションで、各チームはピレリの2013年仕様のコンパウンドを実戦で初めて試しました。今週末用として、P Zeroホワイト・ミディアムとP Zeroレッド・スーパーソフトタイヤが選択されています。今年の全コンパウンドは、昨年よりも軟らかく、そして速くなっています。フリー走行1回目(FP1)と2回目(FP2)の最速タイムは、ともに昨年のベンチマークを大きく縮めており、最新型P Zeroタイヤの大きな進化を強調しています。最高気温は28°Cに達し(FP1中に観測)、レッドブルのセバスチャン・ベッテルがFP2の終盤、スーパーソフトコンパウンドで本日の最速タイムを記録しました。

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター
ポール・ヘンベリーのコメント:
「各チームは今年初めて適正な作動温度領域で我々のタイヤを試すことができましたので、一般的なコンディションの下で、いつものように多様な燃料搭載量でのマシンの動作を評価する機会を最大限に活用しました。我々の期待通り、ミディアムタイヤが素晴らしい一貫性を示した一方で、ドライバーたちはスーパーソフトの迅速なウォームアップのメリットを享受していました。アルバート・パークは常設のサーキットではありませんので、路面は最初のうちは‘グリーン'ですが、ラバーが乗るにつれてラップライムは大きく改善します。ここまでのデグラデーションを見る限り、決勝では大半のチームが2回のピットストップを行い、3回ストップにトライする速いマシンが何台か登場する可能性もあると見ています。期待した通り、ここでのコンパウンド間の性能差はラップあたり約1秒でしたから、多様な戦略が可能になるでしょう」

本日のラップタイム上位:
FP1
1 ベッテル 1分27秒211 ミディアム 中古
2 マッサ 1分27秒289 ミディアム 中古
3 アロンソ 1分27秒547 ミディアム 中古

FP2
1 ベッテル 1分25秒908 スーパーソフト 新品
2 ウェバー 1分26秒172 スーパーソフト 新品
3 ロズベルグ 1分26秒322 スーパーソフト 新品

本日の統計:
スーパーソフト/ミディアム/インターミディエイト/ウェット
走行距離 * 1,612/4,242/なし/なし
使用セット数 ** 26/49/なし/なし
最多ラップ ** 18/26/なし/なし

*本日のFP1とFP2での全ドライバーによる総走行距離(km)
**コンパウンド毎の全ドライバー統計

荷重:
減速時の最大Gフォース(縦方向の荷重) ターン3で-4.5G
コーナリング時の最大Gフォース(横方向の荷重) ターン11で4.1G

今日の豆知識:
メルボルンのピットレーンはシーズン中最短の280mですが、そのレイアウトのためにピットストップのロスタイムは最短にはならず、7番目に短い21秒のピットストップロスとなっています。決勝に関して、スーパーソフトは平均して10〜12周、ミディアムは22〜24周の走行が可能となるでしょう。


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