更新日: 2018.02.17 05:42
『ニッサンGT-R LMニスモ』遂に公開! 駆動はFF
ニッサン/ニスモは1日(日本時間2日)、ル・マン24時間/WEC世界耐久選手権の最高峰カテゴリーとなるLMP1クラスに投入する『ニッサンGT-R LMニスモ』を初公開した。ドライバーとしては、マルク・ジェネの起用が発表されている。
世界で最も高額と言われるアメリカンフットボールNFLの王座決定戦、スーパーボウルのコマーシャルで、ニッサンのル・マン/WEC参戦車両、GT-R LMニスモがついに公開された。
事前に推測されていた通り、GT-R LMニスモはフロントにエンジンを搭載。ライバルたちとは一線を画すレイアウトを採用し、外観も非常に特徴的なものとなった。駆動はFFとなっており、3リッターV6直噴ツインターボガソリンエンジンとともに運動エネルギー回生システムを備える。
タイヤ幅も特徴的で、フロントタイヤは310mmとライバルたちと同様となった一方、リヤタイヤは200mmを採用(他陣営はリヤタイヤも310mm)。またタイヤ内径に関しても、フロント/リヤともに他陣営より2インチ小さい16インチとなっている。タイヤメーカーはライバルと同じくミシュランだ。
今回の発表では参戦体制などは明かされなかったが、ドライバーのひとりとして、F1でフェラーリのテストドライバーを務めるとともに、昨年までWECでアウディのリザーブドライバーも務めていたジェネが起用された。その他のドライバーラインナップについては近々に発表されるということだ。
なお、マシンのテストはアメリカを拠点に実施されており、今週もサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で走行が続けられている。