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F1ニュース

投稿日: 2013.11.05 00:00
更新日: 2018.02.16 19:50

【GPインサイド】フロアが“たわむ”とダメな理由


「キミのフロアはQ1から壊れていた」(FIA関係者)

 アブダビGPの予選でフロア車両規定違反が発覚して、予選結果から除外されたロータスのキミ・ライコネン。レース審議委員会が審議を行っていたころ、パドックではハンガリーGPでもチームメイトのロメイン・グロージャンが同じような審議の対象となったが、結局、不問に付されていたため、今回もおとがめなしとなるのではないかと見通す者が多かった。

 ところが、その予測は見事に外れた。なぜグロージャンはOKで、ライコネンがNGだったのか? ライコネンはアブダビGPで「チームから1ユーロも給料が支払われていない」と過激とも受け取れる発言をしていたことから、「ロータスあるいはFIAからいじめられているのでは?」とまことしやかにささやく者さえいた。

 しかし、FIAのある関係者は「ハンガリーGPでグロージャンのフロアが壊れた状況と比べて、キミのフロアはQ1から壊れており、その後、Q2、Q3と多くのアドバンテージを得ていたため、見逃すことはできなかった」と話し、陰謀説をきっぱりと否定した。

 そもそもフロアが5mmたわむと、どんなアドバンテージがあるのだろうか。