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スーパーGTニュース

投稿日: 2014.12.02 00:00
更新日: 2018.02.17 04:42

つちやエンジニアリング、2008年以来のSGT復活へ


 スーパーGTの2014年シーズンはオフシーズンに突入し、多くのチームが来季に向けて動き始めているが、その中でも注目なのが、GT300マザーシャシーを使ったチーム。現在の時点で4チームが使用に向けて動いていると言われているが、このGT300マザーシャシーの1台を使って、土屋武士がスーパーGTの歴史に欠かすことのできない名を復活させようとしている。

■『最強プライベーター』つちやエンジニアリング復活へ
「やりたいから、やる」。

 土屋は力強くスーパーGT参戦の“理由”を語った。

 2015年、自動車メーカーのなんのバックアップももたないレーシングガレージが、GT300クラスに帰ってくる。そのガレージの名は『つちやエンジニアリング』。GT500クラス、GT300クラスに長年に渡って参戦し、JGTC全日本GT選手権時代の1997年〜99年には、GT300で独自改造のトヨタMR-2を走らせ、無類の強さを披露したチームだ。もちろんJGTC/スーパーGTに限らず、土屋春雄氏が率いたつちやエンジニアリングはツーリングカーレース等で大活躍をしてきた。創意工夫と技術力でマシンを鍛え上げてきた、日本の誇るレーシングガレージの代表的存在とも言える。

 スーパーGT500クラスには2008年まで参戦したが、メーカーの支援枠の縮小により撤退。以降、春雄氏の息子であり、レーシングドライバーとして活躍してきた土屋武士が率いるチーム・サムライが2010〜11年とポルシェで参戦したが、これはあくまでサムライとしての参戦。さまざまな経験を積み、ドライバーとしてはもちろんレースエンジニア、メカニックとしても経験を積んできた土屋武士は、15年に向けてGT300マザーシャシーを使って、『つちやエンジニアリング』の名を復活させると宣言した。