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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2015.03.23 00:00
更新日: 2018.02.17 06:46

アウディ、15年仕様LMP1の技術的な詳細を発表


 WEC世界耐久選手権のLMP1クラスに参戦しているアウディは、2015年仕様のアウディR18 e-トロン・クワトロの技術的な詳細を明らかにするとともに、マシンの詳細な画像も公開した。

 今回の発表を前に、ハイブリッドシステムによる1周あたりのエネルギー放出量を2MJから4MJに向上させることが判明していた2015年仕様のR18 e-トロン・クワトロ。発表によると、空力に関しても根本的な見直しがなされているほか、さらなる軽量化も施されているという。

 基本的な構造は14年モデルと同一のものとなった今季仕様のR18 e-トロン・クワトロだが、ひと目見て分かるほど外観が大きく変化。ドラッグの削減を目的としたフロントの大きな導風口により、ヘッドライトのデザインも一新されている。とはいえ、昨年同様にレーザーライトやマトリクスLEDを搭載している。

 また、エンジンとハイブリッドシステムの冷却のため、ラジエーターを新たな配置としたことからサイドポッドの空気の流れもモディファイを受けた。大きく絞りこまれたエンジンフードとともに、こちらもドラッグの削減に寄与しているという。なおアウディは、今季WECに向けて2種類の空力パッケージを開発している。