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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2016.02.20 00:00
更新日: 2018.02.17 13:00

アストンマーチン、新バンテージGTE公開。DL採用


 アストンマーチン・レーシングは2月19日、2016年のWEC世界耐久選手権に臨む新型バンテージGTEを公開した。

 長年WECのLM-GTEクラスに複数台のV8バンテージを送り込み、AFコルセのフェラーリやマンタイがオペレートするポルシェと熾烈な戦いを繰り広げてきたアストンマーチン。2016年のWECに向けて、大幅にリニューアルした体制とともに、新型バンテージGTEを公開した。

 16年から導入される新LM-GTE規定は、多くのシリーズで採用されているGT3規定と明確に区別化するため、空力を大幅に自由化している。すでに北米で実戦を戦っているフォードGTにも見られるとおり、大柄なディフューザーが備えられているほか、後輪中央部から下面を基準にボディラインを改良できる。

 19日公開された新バンテージも、そんな特徴を備えた1台となった。伝統のモスグリーンと、ライムグリーンに彩られたボディは前面こそ大型化したリップスポイラーをのぞきこれまでと大きな違いはないが、リヤを見ると巨大なディフューザーが備えられていることが分かる。

 また、チームは体制も大幅に変更した。驚きはダンロップタイヤの採用だ。これまでLM-GTEカテゴリーはミシュランが多数派で、ダンロップもタイヤは製作していたが大きなシェアはなかった。アストンマーチンは今後、ダンロップと強力にタッグを組み『ダンロップ・スポーツマックスGT』と名付けられたタイヤを開発していく。また、エナジーサプライヤーもトタルに変更された。