更新日: 2018.02.23 16:13
アムリン・アグリ、フォーミュラE初優勝!
フォーミュラE第4戦ブエノスアイレスePrixが行われ、アムリン・アグリのアントニオ・フェリックス・ダ・コスタがトップチェッカー。チームに初優勝をもたらした。
ポールポジションからスタートしたのは、第3戦で優勝を果たしたセバスチャン・ブエミ(e.ダムス・ルノー)。連勝を果たすべく、トップをキープしていく。
レース序盤は平穏に流れるが、終盤以降はアクシデントが続出する。その中のひとつがブエミだ。ブエミは右のフロントサスペンションを壊してリタイア。代わってトップに立ったのは開幕戦から3戦連続して表彰台を獲得し、ランキングトップに立っているルーカス・ディ・グラッシ(アウディ・アプト)。しかし、このディ・グラッシもクラッシュしてしまい、戦線を離脱する。
これでヴェンチュリのニック・ハイドフェルドが先頭に。しかし、残り2周というところで痛恨のドライブスルーペナルティが課せられてしまう。これで、約3秒差で2番手を走行していたダ・コスタが、残り1周というところでトップに立ち、そのままトップチェッカー。アムリン・アグリに嬉しい初優勝をもたらすことになった。
後方の2番手争いも熾烈だった。ハイメ・アルグエルスアリ(ヴァージン)、ジャン-エリック・ベルニュ(アンドレッティ)、ニコラス・プロスト(e.ダムス・ルノー)、ネルソン・ピケJr.(チャイナレーシング)、ダニエル・アプト(アウディ・アプト)らによる超接近戦である。
ベルニュがアルグエルスアリを接触しながら交わしたと思えば、そのベルニュをプロストがパス。プロストはこのまま2位でフィニッシュし、自身初の表彰台を獲得。ポールポジションを2度も獲得しているプロストが初表彰台とは、意外でもある。
アプトはこの混戦の中、ベルニュを交わそうとしたところで接触し、マシンを壊してリタイアしてしまう。その間にネルソン・ピケJr.が先行して3位でフィニッシュ。第3戦に続き連続表彰台を得ている。以下、アルグエルスアリ、ブルーノ・セナ(マヒンドラ)、ベルニュの順でチェッカーを受けている。
なお、優勝したダ・コスタのチームメイト、サルバドール・デュランは8位でフィニッシュしたが、エネルギー使用量違反で失格となっている。
Pos. | No. | Driver | Team | Time |
---|---|---|---|---|
1 | 55 | アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ | アムリン・アグリ | 48'52''100 |
2 | 8 | ニコラス・プロスト | e.ダムス・ルノー | +5''354 |
3 | 99 | ネルソン・ピケJr. | チャイナ・レーシング | +8''552 |
4 | 3 | ハイメ・アルグエルスアリ | ヴァージン | +11''148 |
5 | 21 | ブルーノ・セナ | マヒンドラ | +11''535 |
6 | 27 | ジャン-エリック・ベルニュ | アンドレッティ | +13''319 |
7 | 2 | サム・バード | ヴァージン | +13''617 |
8 | 77 | サルバドール・デュラン | アムリン・アグリ | +14''724 |
9 | 23 | ニック・ハイドフェルド | ヴェンチュリ | +15''464 |
10 | 6 | オリオール・セルビア | ドラゴン・レーシング | +19''334 |
11 | 30 | ステファン・サラザン | ヴェンチュリ | +28''973 |
12 | 88 | ホーピン・タン | チャイナ・レーシング | +37''858 |
13 | 28 | マルコ・アンドレッティ | アンドレッティ | +1Lap |
14 | 66 | ダニエル・アプト | アウディ・アプト | +2Laps |
15 | 7 | ジェローム・ダンブロジオ | ドラゴン・レーシング | +2Laps |
16 | 10 | ヤルノ・トゥルーリ | トゥルーリ | リタイア |
17 | 11 | ルーカス・ディ・グラッシ | アウディ・アプト | リタイア |
18 | 9 | セバスチャン・ブエミ | e.ダムス・ルノー | リタイア |
19 | 18 | ミケーラ・セルッティ | トゥルーリ | リタイア |
20 | 5 | カルン・チャンドック | マヒンドラ | リタイア |