更新日: 2018.02.15 23:05
ウイダー&小暮、王座獲得へPP獲得! 追撃ENEOSが2番手に
スーパーGT第8戦ツインリンクもてぎはノックダウン形式の予選が行われ、ランキング首位のウイダーHSV-010が王座獲得へ向けポールポジションを獲得。しかし、2番手にランキング2位のENEOS SC430が2番手、ランキング3位のKEIHIN HSV-010が3番手に続き、決勝の混戦も期待されるグリッドとなった。GT300クラスはTOMICA Zがポールポジションを獲得している。
●セッション1
オンタイムで走行がスタートしたノックダウン予選のセッション1。まずは10分間のGT300クラスの走行だ。各陣営、待ちわびたかのように一斉にコースに飛び出していく。アウトラップでランキング首位のARTA Garaiyaがスピンを喫するが、無事にコースに戻っている。
各車3周目のラップからタイムを出してくるが、激しい展開の中S1のトップを奪ったのはランキング3位のCOROLLA Axio apr GT。次いでウェッズスポーツIS350、ARTA Garaiyaと続く展開に。ノックダウンとなったのはNAC衛生コムLMP Ferrari以下の8台となった。前戦ウイナーのR&D SPORT LEGACY B4もS1で姿を消している。
次いで行われたGT500クラス。各車3〜4周目にタイムを出し始めるが、まだタイトルの可能性を残すMOTUL AUTECH GT-Rが、タイムを一度出した後に1コーナーでコースオフ! ドライブしていたブノワ・トレルイエは、一度アタックをやり直しなんとか10番手に滑り込んだ。
S1でトップタイムをマークしたのは、小暮卓史がドライブしたウイダーHSV-010。次いでMJ KRAFT SC430、KEIHIN HSV-010というトップ3に。ARTA HSV-010、RAYBRIG HSV-010と続き、HSV-010勢がトップ5に4台ひしめいている。一方、ノックダウンとなったのはEPSON HSV-010、ZENT CERUMO SC430、DENSO DUNLOP SARD SC430という3台となった。
●セッション2
7分間のインターバルを置いてスタートしたGT300クラスのセッション2。陽が傾き始めており、各車インラップではじっくりとタイヤを温めながらの走行となった。時間も短い中、1〜2アタックでの勝負となったが、ここでトップタイムとなったのは吉本大樹駆るtriple a Vantage GT2。次いでJIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430、COROLLA Axio apr GTと続いた。一方、ノックダウンとなったのはウェッズスポーツIS350以下6台で、タイトルの可能性があるアップスタートMOLA Zもノックダウンとなった。
続いて行われたGT500クラスのノックダウン。ここで本領を発揮してきたのがSC430勢。ENEOS SC430がトップタイムをマークし、MJ KRAFT SC430、PETRONAS TOM'S SC430とトップ3を独占。S1トップのウイダーHSV-010が4番手となった。一方、ノックダウンとなったのはRAYBRIG HSV-010、MOTUL AUTECH GT-R、ARTA HSV-010の3台。HSV-010勢はここで2台が姿を消し、S3はSC430が3台、GT-Rが2台、HSV-010が2台という顔ぶれとなった。
●セッション3
いよいよポールポジションが決するセッション3。GT300クラスは10台のアタック合戦となるが、アウトラップでいきなり波乱が起きる。ランキング3位のCOROLLA Axio apr GTが4コーナーでいきなりコースオフ。グラベルに埋まってしまった。これで赤旗が提示され、セッションはいったん中断。COROLLA Axio apr GTはいったんオフィシャルによりコースに復帰した後、セッション再開とともに再度コースイン。アタックに向かっていった。
再開されたセッションではCINE CITTA'タイサンポルシェがコースインせず、9台がアタックを敢行。この結果、TOMICA Zが見事ポールポジションを獲得! 次いで初音ミク×GSRポルシェが過去最高位の2番手を獲得。#86 JLOCランボルギーニRG-3が3番手に続いた。
タイトル争いを行っているメンバーでは、COROLLA Axio apr GTが4番手、ARTA Garaiyaが5番手、M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7が6番手と密集する結果に。ランキング4位のTOMICA Zにとってはまずは有利なポジションを獲得したと言えそうだ。
続くGT500クラスは、緊迫したアタック合戦が展開される。まずはアタック1周目から、伊藤大輔駆るENEOS SC430が1分43秒640を叩き出せば、直後に小暮&ウイダーHSV-010が1分43秒583をマークしトップに立つ。
チェッカー周、両者とも再度アタックを敢行するが、どちらもタイム更新はならず。これでウイダーHSV-010のポールポジションが確定し、ENEOS SC430が2番手に。ランキング3位のKEIHIN HSV-010がチェッカー周に飛び込み、3番グリッドを確保。4番手にカルソニックIMPUL GT-R、5番手にPETRONAS TOM'S SC430が入り、なんとランキング5位までのマシンがグリッド5番手までにひしめく展開となった。
Pos. | No. | Car | Driver | Tire | Session1 | Session2 | Session3 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
500-1 | 18 | ウイダーHSV-010 | 小暮卓史/L.デュバル | BS | 1'43"711 | 1'43"975 | 1'43"583 |
500-2 | 6 | ENEOS SC430 | 伊藤大輔/B.ビルドハイム | BS | 1'44"215 | 1'43"734 | 1'43"640 |
500-3 | 17 | KEIHIN HSV-010 | 金石年弘/塚越広大 | BS | 1'44"135 | 1'44"025 | 1'43"710 |
500-4 | 12 | カルソニックIMPUL GT-R | 松田次生/R.クインタレッリ | BS | 1'44"361 | 1'44"115 | 1'43"718 |
500-5 | 1 | PETRONAS TOM'S SC430 | 脇阪寿一/A.ロッテラー | BS | 1'44"584 | 1'43"966 | 1'43"739 |
500-6 | 35 | MJ KRAFT SC430 | 石浦宏明/大嶋和也 | BS | 1'44"010 | 1'43"936 | 1'43"775 |
500-7 | 24 | HIS ADVAN KONDO GT-R | J-P.デ・オリベイラ/安田裕信 | YH | 1'44"251 | 1'44"055 | 1'44"317 |
500-8 | 100 | RAYBRIG HSV-010 | 伊沢拓也/山本尚貴 | BS | 1'44"198 | 1'44"199 | |
500-9 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R | 本山哲/B.トレルイエ | MI | 1'44"609 | 1'44"402 | |
500-10 | 8 | ARTA HSV-010 | R.ファーマン/井出有治 | BS | 1'44"143 | 1'44"760 | |
500-11 | 32 | EPSON HSV-010 | 道上龍/中山友貴 | DL | 1'44"842 | ||
500-12 | 38 | ZENT CERUMO SC430 | 立川祐路/R.ライアン | BS | 1'45"005 | ||
500-13 | 39 | DENSO DUNLOP SARD SC430 | C.バン・ダム/平手晃平 | DL | 1'45"032 | ||
300-1 | 3 | TOMICA Z | 星野一樹/柳田真孝 | YH | 1'54"981 | 1'54"930 | 1'54"186 |
300-2 | 9 | 初音ミク×GSRポルシェ | 番場琢/佐々木雅弘 | HK | 1'55"902 | 1'54"923 | 1'54"301 |
300-3 | 86 | JLOCランボルギーニRG-3 | 山西康司/関口雄飛 | YH | 1'54"944 | 1'55"046 | 1'54"620 |
300-4 | 74 | COROLLA Axio apr GT | 井口卓人/国本雄資 | MI | 1'54"812 | 1'54"832 | 1'54"621 |
300-5 | 43 | ARTA Garaiya | 新田守男/高木真一 | MI | 1'54"854 | 1'55"246 | 1'54"647 |
300-6 | 7 | M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7 | 谷口信輝/折目遼 | YH | 1'55"804 | 1'55"279 | 1'55"074 |
300-7 | 11 | JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430 | 田中哲也/平中克幸 | DL | 1'55"087 | 1'54"681 | 1'55"867 |
300-8 | 2 | アップル・K-ONE・紫電 | 加藤寛規/濱口弘 | YH | 1'56"206 | 1'54"959 | 1'56"391 |
300-9 | 66 | triple a Vantage GT2 | 松田秀士/吉本大樹 | YH | 1'56"368 | 1'54"381 | 2'14"120 |
300-10 | 26 | CINECITTAタイサンポルシェ | 植田正幸/密山祥吾 | YH | 1'55"820 | 1'54"960 | No Time |
300-11 | 19 | ウェッズスポーツIS350 | 織戸学/片岡龍也 | YH | 1'54"818 | 1'55"332 | No Time |
300-12 | 46 | アップスタートMOLA Z | 横溝直輝/阿部翼 | YH | 1'55"686 | 1'55"825 | |
300-13 | 5 | マッハGOGOGO車検408R | 玉中哲二/黒澤治樹 | YH | 1'56"006 | 1'56"084 | |
300-14 | 87 | JLOCランボルギーニRG-3 | 井入宏之/坂本祐也 | YH | 1'55"835 | 1'56"108 | |
300-15 | 31 | エヴァンゲリオンRT初号機aprカローラ | 嵯峨宏紀/松浦孝亮 | YH | 1'56"335 | 1'56"849 | |
300-16 | 25 | ZENT Porsche RSR | 都筑晶裕/土屋武士 | YH | 1'54"910 | 1'56"551 | |
300-17 | 27 | NAC衛生コムLMP Ferrari | 山岸大/小泉洋史 | YH | 1'56"530 | ||
300-18 | 88 | リール ランボルギーニRG-3 | 余郷敦/黒澤翼 | YH | 1'56"685 | ||
300-19 | 28 | イワサキインダストリー LMP Porsche | 岩崎祐貴/浅井亮博 | YH | 1'56"737 | ||
300-20 | 62 | R&D SPORT LEGACY B4 | 山野哲也/佐々木孝太 | YH | 1'57"142 | ||
300-21 | 22 | R'Qs Vemac 350R | 和田久/Guts城内 | YH | 1'57"200 | ||
300-22 | 51 | Sabelt CINE CITTA'タイサンポルシェ | 坂本雄也/山内英輝 | YH | 1'57"631 | ||
300-23 | 360 | 石松Kosei RUNNUP PORSCHE | 田中篤/松永まさひろ | HK | 1'58"663 | ||
300-24 | 666 | BOMEX LIAN BOXSTER | 山下潤一郎/Takamori.com | YH | 1'59"684 | ||
DNQ | 365 | 365サンダーアジアMT900M | M.チュウ/澤圭太 | YH | No Time |
rnNo.66 国際モータースポーツ競技規則付則H項違反(ダブルチェッカー)により、罰金2万円を課した。