更新日: 2018.02.15 21:49
エングストラー、BMW Z4 GT3で耐久レース参戦へ
WTCC世界ツーリングカー選手権で活躍するドイツのリキモリ・チーム・エングストラーが、2011年からBMW Z4 GT3でヨーロッパの耐久レースに新たに参入することが発表された。
9月14日~19日にフランクフルトメッセで開催されるイベント『オートメカニカ』のリキモリブースで、実際に来年からレースで活躍する予定のBMW Z4 GT3がお披露目される予定。
現在ヨーロッパでは“GT3ブーム”が起こっており、車両価格やメンテナンス・エントリー費用などプライベーターチームにとっては参戦条件が比較的“お手頃”なことが一番の利点であり、なおかつジェントルマンから元F1ドライバーや現役ワークスドライバーまで幅広い層のドライバーが参加出来るがゆえに、白熱したバトルが繰り広げられている。
そんなGT3ブームに乗るかのように、リキモリ・チーム・エングストラーもZ4 GT3を使用して、来季はドバイ/ニュルブルクリンク/スパの24時間耐久レースをはじめ、アジア・北米方面でのレースに参戦を予定しているという。
チームでは新型Z4 GT3を3〜4週間以内にロールアウトするのではないかという情報が入っており、9月のVLN(ニュルブルクリンク耐久シリーズ)にゲスト参戦するのではないかと予想されている。なお、来年からGT3へ新規参入するメルセデスベンツSLS AMG GT3も9月のVLNへテスト参戦する予定だ。
リキモリ・チーム・エングストラーが、来年以降もWTCCを継続しながらZ4 GT3でレース活動をするのかはまだ発表されていない。チームオーナーであり、ドライバーでもあるフランツ・エングストラーが率いるチームは、南ドイツにカーディーラーを経営し、チューニングショップも兼ねている。WTCC岡山戦では伊藤善博がこのチームのBMW320siをドライブする予定だ。