更新日: 2018.02.16 06:37
エンドレス×タイサン復活。GT3Rは横溝、峰尾組に
スーパーGT300クラスで活躍するチーム・タイサンが、来季参戦するうちの1台がエンドレスカラーを纏ったポルシェ997GT3Rで、横溝直輝、峰尾恭輔のふたりがドライブすると明らかにした。
これは、20日に行われたチーム・タイサンのパーティーで千葉泰常代表が明らかにしたもの。タイサンは今季、長年GTで活躍してきたJAF-GT規定のポルシェ996GT3 RSRと、FIA-GT2規定のフェラーリF430GTの2台を走らせてきた。
GT300クラスの規定が大きく変わる2012年に向けてタイサンでは、すでにFIA GT3規定のポルシェ997GT3Rを購入済み。新たにブレーキでおなじみのエンドレスがパートナーとなり、車名も『ENDLESS TAISAN PORSCHE』となることを千葉代表は明らかにしてくれた。
千葉代表によれば、すでにマシンはエンドレスブルーへの塗装が進んでおり、年明けの東京オートサロンに展示される予定だという。ゼッケンはエンドレスにゆかりのある『3』を予定しており、ドライバーには今季もタイサンの996を駆り速さをみせた峰尾、そしてサンダーアジアMT900Mを駆りSUGOで速さをみせた横溝が決定したとのことだ。
タイサンでは、この997GT3Rに加え、今季も活躍していた“大ベテラン”の996 GT3RSRも26号車として継続で走らせたい考えがあるようだ。
「今までの実績もあるし、来年もなんとかして走らせたいんだけど、今年ぶつかり過ぎたせいかパーツがない(苦笑)。でもこのクルマは速いし、絶対にいけると思っている。ポルシェのファンは根強いし、みんな見たいと思っているはず」と語る。今季41号車として走ったフェラーリは、来季は参戦しないようだ。
新たにGT3Rを走らせることになった峰尾は、「スーパー耐久で組んだこともあるので、横溝選手との息も合っている。GTではいまだかつてないチャンスと思っているので、1勝と言わずチャンピオンを狙って行きたい」と力強く意気込みを語る。
また、新たにタイサン・ファミリーに加わることとなった横溝は「ビッグチャンスだと思っています。エンドレスさん、横浜ゴムさんも協力して頂けるので、やるからにはチャンピオンを目指したいと思っています」と語る。
エンドレスとタイサンは、2003年から2005年までコラボレーションしポルシェで参戦した実績をもつ。ひさびさのエンドレスカラーのGT復活はファンにとっても嬉しい材料となりそうだ。