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F1ニュース

投稿日: 2015.03.18 00:00
更新日: 2018.02.17 06:44

ギド、ザウバーとの和解でF1キャリアにも終止符


 18日、ギド・バン・デル・ガルデは、ザウバーF1チームとのドライバー契約を双方合意のうえで終了、和解に達したとの声明を発表した。

 バン・デル・ガルデは、ザウバーのリザーブドライバーを務めていた2014年6月に、チームが今季のレースドライバーとして起用するオプションを行使しながら契約を破棄したとしてチームを提訴。スイスとオーストラリアいずれの判決でも、レースドライバーとして出場する権利を勝ち取った。

 一時は、契約を盾に開幕戦にも出場する構えを見せていたバン・デル・ガルデだが、その後、オーストラリアでは「F1の利益のため」にレースに出場する法的権利を放棄すると発表。ザウバーとは引き続き交渉し、相互に容認できる解決策を見出したいとコメントしていた。

 しかし彼はここにきてザウバーからの賠償を受け入れ、これ以上争わないことを表明。また、この問題とともに自身のF1キャリアも終わったとの考えを示した。

「我々はザウバーと和解に達し、チームと僕のドライバー契約は双方の合意によって終了した」と、バン・デル・ガルデは自身のFacebookに綴っている。
「情熱的なレースドライバーとして、悲しく思っているし、非常に失望している」
「8歳でゴーカートを始めて以来、自分の夢のために過ごし、F1ドライバーとして成功するためにすべてのキャリアにおいて懸命に働いてきた」
「ようやく、2015年シーズンにこの評判高い中堅チームのマシンを駆り、自分に何ができるのかを証明することができるのだと期待していた」
「しかし、その夢は奪われ、おそらくF1での将来も終わったと理解している」