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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2014.05.27 00:00
更新日: 2018.02.17 00:14

サルトに最適化。ポルシェ919パワーユニット解説


 ポルシェAGは27日、2014年のル・マン24時間に参戦するポルシェ919ハイブリッドの技術に関するプレスリリースを発行し、ハイブリッドテクノロジーについて解説している。

 今季、WEC世界耐久選手権に参戦を開始したポルシェ919ハイブリッドは、トヨタTS040ハイブリッド、アウディR18 e-トロン・クワトロというLMP1-Hの2車種に対抗するべく開発されたプロトタイプカー。この車両について、ポルシェは「未来の市販車のための技術プラットフォームであり、実証試験でもある。WECのスターティンググリッドに並ぶ他のプロトタイプには、ポルシェ919ハイブリッドほど効率的で複雑なハイブリッドシステムを備えた車はない」としている。

 2014年からのWECのレギュレーションでは最適なエネルギー変換効率が重要であり、エンジンサイズと排気量、そして回生エネルギーの貯蔵のタイプと方法はメーカーに依存する。ル・マン24時間が行われるサルト・サーキットでは、周回ごとにドライバーがブーストとして使用できる電気エネルギーの総量は制限されており、エネルギーレベルに対し最大燃料流量の制限もかかる。ポルシェは、2〜8MJのテーブルの中からトヨタと同じ6MJを選択した。