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F1ニュース

投稿日: 2013.07.14 00:00
更新日: 2018.02.16 17:18

ザウバー、今季参戦継続には31億円不足


 厳しい資金難に陥っているザウバーは、約2,400万ユーロ(約31億円)を調達しなければ今シーズンを最後まで戦うことができないと報じられている。

 現在ザウバーが経済的に困窮していることは、チームプリンシパルのモニシャ・カルテンボーンやチーム創設者のペーター・ザウバーも認めている。

 ドイツのSpiegelの報道によると、多数のサプライヤーに対する支払いが滞っているといい、スイスのHandeslzeitung紙は、サプライヤーたちが未払いに対する苦情申し立てを行い、その総額は約100万ユーロ(約1億3000万円)におよぶと伝えている。
 また、スイスのTages-Anzeigerは、ザウバーが今季最後まで走り切るには、約2,400万ユーロの資金が足りないと報じている。

 サラリーが未払いになっているともいわれるニコ・ヒュルケンベルグは、ザウバーとの契約状況については話していないものの、チームが難しい時期にいることは認めている。
「難しい状況だ」とヒュルケンベルグ。
「モニシャ・カルテンボーンは僕に対し、チームは全力で解決に当たっていると断言した」

 チームは投資者候補と交渉中であり、カルテンボーンは、近いうちに問題を解決できるはずであり、今シーズン半ばで活動を停止するような事態にはならないと語っている。

「今、私たちが難しい時期にいることを隠すつもりはありません。でもこの状況から抜け出すために、あらゆる手を尽くしています」とカルテンボーン。
「近いうちにこの状況から抜け出せると確信しています。今言えるのはそれだけです」
「今シーズンのうちにここからいなくなるかもしれないと思ったことはありません」


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています