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F1ニュース

投稿日: 2011.12.06 00:00
更新日: 2018.02.16 06:26

ザウバー「ランキング6位を逃したのはFIAのせい」


 ザウバーのチームプリンシパル、ペーター・ザウバーは、コンストラクターズランキング6位の座を逃したのは、シーズン途中でFIAが一時的に規則を変更したせいだと述べた。

 FIAはカナダGPの週末に、オフスロットル時にブロウンディフューザーを活用することを禁止する意向であることをチームに通知、イギリスGPでこれを実行した。しかしその後、この規則変更の取りやめに全チームが合意したため、FIAはドイツGPからオフスロットル・ブローイングを許可することを決めた。

 ペーター・ザウバーは、シーズン後半に彼のチームの競争力が低下したのは、この一時的な規則変更のせいであると、Blickのコラムにおいて主張した。
「7位を確保できたのは喜ばしいが、我々はもっと上を狙っていたのだということは忘れない。我々はシーズン中ごろにはコンストラクターズランキング6位に位置していた。その後、フォース・インディアに前に出られてしまった」とザウバーは記している。
「その原因は、ブロウンディフューザーであり、いわゆる“オフスロットル・ブローイング”だ」
「我々はFIAが禁止を発表した後、開発をストップした。しかしそれは結果的に間違いだった。FIAはこのテクノロジーを再び許可したのだ」
「それによって我々はシーズン後半には圧倒的に不利になった。このシステムを利用し、競争力のアドバンテージを得れば、1周あたり1秒以上の差となった」
「しかしもうこの問題は解決した。2012年には完全に禁止されるのだ」
「それ以外においては(来季は)大幅な規則変更は行われない。そのため我々の(2012年の)マシンC31は、多数の変更が盛り込まれるものの、革新的というよりは目標に沿った進化がなされたものになる」