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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2012.05.25 00:00
更新日: 2018.02.16 09:14

シュワガー、BMWワークスでの初ニュルは不運に


 5月17~20日に開催されたニュルブルクリンク24時間レースに、シューベルト・モータースポーツのBMW Z4 GT3でBMWワークスドライバーとして参戦したドミニク・シュワガー。しかし、さまざまなトラブルに見舞われることとなった。

 日本でもフォーミュラ・ニッポン、スーパーGTで大活躍をみせたシュワガーは、近年はヨーロッパに戻りFIA GT1世界選手権などで活躍。今季は新たにBMWのワークス格となったシューベルト・モータースポーツに加入し、BMW Z4 GT3をドライブしてニュル24時間に参戦していた。

 低温で悪天候の状況で始まった今季のレースウイークだが、予選開始以降は晴天が続き、土曜日の午後4時に開始されたレースでは汗ばむ陽気となった。2台体制での参戦となったシューベルトのZ4は、19号車がポールポジションを獲得し、シュワガーがドライブする20号車は予選5番手となった。

 スタートを担った女性ドライバーのクラウディア・ヒュルトゲンは、激しいスタートを無事にくぐり抜け順調にペースを上げ、3番手でシュワガーに交代。その後も大きなトラブルもなく、順調に走行していると思われた。

 しかし、ダブルスティントを担当するはずだったナイトセッションのドライブ中に、なんとシュワガーは急性胃痙攣を起こしてしまう。1スティントを終えた時点でピットに向かったシュワガーは、総合トップを守り続けていただけに悔しげな表情を浮かべた。シュワガーはチームドクターの処置をすぐに受けてしばらく静養を取った後、朝のセッションには無事復帰している。

 さらに、20号車はのこり4時間ほどというところでリヤのプロペラシャフトが破損。大きく順位を落としてしまった。総合8位で終えたシュワガーは、今までの自己最高位が総合6位で、今回は表彰台を狙っていただけに肩を落とした。

「残念な結果になってしまったけれど、シューベルト・モータースポーツとBMWワークスとの素晴らしいチームワークで、何よりもレースをエンジョイできた」とシュワガー。

「また来年もこのメンバーでリベンジしたいね。ガンバリマス!」と最後は日本語で語ってくれた。


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