スパイからの手紙──F1にまつわる噂の調査報告

　事件はサーキットの外でも起きている。オフシーズンの間も水面下で蠢いているチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けたスパイが独自に調査。送られてきた報告書を公開する。

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F1 / MERCEDES：トップ人事の噂

バーニーは“F1界のドン”からコーヒー屋に転職!?
後任はメルセデスと揉めだしたラウダが最有力か

　CVCキャピタル・パートナーズは、バーニー・エクレストンの後継者として、ニキ・ラウダが理想的と考えているようだ。エクレストンは昨年ルノーとの交渉で、CVCのドナルド・マッケンジーに自分の判断を覆されたことが気に入らず、最近もっぱらブラジルのコーヒー事業への投資に時間を費やしている。エクレストンは後継者を完全に信用できなければF1の現場を離れないつもりでいるが、ラウダは彼が信頼する数少ない人物のひとりだ。またラウダ自身は、トト・ウォルフによるメルセデスF1チームの運営に不満を募らせており、F1の世界で新たな居場所を探している可能性も高い。そうなると「バーニーの後継者」への誘いは渡りに船というところかもしれない。

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