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F1ニュース

投稿日: 2010.08.19 00:00
更新日: 2018.02.15 21:43

スーティル「Fインディアはトップチームにはなれない」


 フォース・インディアのエイドリアン・スーティルは、チームが前進しつつあることを喜ばしく思っているものの、このチームがタイトルを争えるようにはならないだろうと述べた。

 昨年から好成績を挙げているスーティルだが、当初は今のチームに長くいるつもりはなかったと述べたと、Planet F1が報じている。
 ジョーダン、MF1レーシング、スパイカーと推移したチームをビジャイ・マルヤが買収し、2008年、フォース・インディアが誕生した。スパイカーでF1デビューを果たしたスーティルは、そのままフォース・インディアに残り、チームの力が向上するにともない、いい成績を上げるようになり、2009年には予選最高位2位、決勝最高位4位を獲得、ファステストラップも記録した。

「このチームに将来があるかどうか見極めるのに少し時間がかかった」とスーティルはAutosportに対してコメントしている。
「スパイカーの時代はかなり混乱していて、将来どうなるのか分からなかった」
「僕としては、あと1年、もしかすると2年はとどまり、その後、どこか別のシートを見つけるつもりだった」
「でもビジャイ・マルヤがチームを引き継ぐと、格段にいい感触を受けるようになった。その後はここにとても満足しているし、このチームを信頼している。でもここまで来るには少し時間がかかった。数年前はまったくひどい状態だったからね」

 しかしスーティルは、このチームはタイトルを狙えるようにはならないだろうと現実的な考えを示している。
「僕らが常勝チームになれるとは思わない。慎重に考えるべきだ。トップチームについていくのは無理だと思う」
「中団のトップ5やトップ6あたりが僕らの場所だ。上にいけるよう努力はするが、難しいだろう。正直言って、数年のうちに世界タイトル争いに加われるようになるとは思っていない。それは現実的ではない」