レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

スーパーGTニュース

投稿日: 2012.08.19 00:00
更新日: 2018.02.16 10:49

スーパーGT第5戦鈴鹿は序盤から波乱の様相に


 夏らしい太陽が注ぐ中迎えたスーパーGT第5戦インターナショナル・ポッカ1000kmの決勝レース。長丁場のレースらしく、スタートでは上位陣に激しいポジションの競り合いはなくS Road REITO MOLA GT-Rがトップをキープしてレースをリードし始めた。

 トップのS Road REITO MOLA GT-Rは快調なペースでリードを築き始めるが、後方集団では序盤からアクシデントが。6周目にはランキング首位のZENT CERUMO SC430がスプーンでコースオフ。1周以上の遅れを喫し、さらに7番手スタートのPETRONAS TOM'S SC430も右リヤタイヤがバースト。ガレージに入れられてしまう。

 トップ3は序盤、S Road、DENSO KOBELCO SC430、ENEOS SUSTINA SC430という展開で進んでいくが、3番手のENEOSの後方から追い上げをみせてきたのはカルソニックIMPUL GT-R。MOTUL AUTECH GT-R、KEIHIN HSV-010らとのバトルを勝ち抜いた松田次生のカルソニックは、21周目には3番手に浮上。一気に2番手DENSOとの差を詰め始めた。

 上位陣の1回目のルーティンストップは23周を過ぎたあたりから。ここで大きな順位変動は起きなかったが、36周目にはルーティン後再び差を詰めていたカルソニックがDENSOをパスし、2番手に浮上。これでGT-Rのワン・ツー体制ができあがるが、トップを快走していたS Road REITO MOLA GT-Rは40周目、なんとデグナーでGSR ProjectMirai BMWをラップしようとした際に接触。これでホイールを破損してしまい、緊急ピットインを強いられることに。これでカルソニックがトップに立つこととなった。

 レースは中盤戦を迎えようかというところで、ヘアピンに進入しようとしたARTA HSV-010が、GREEN TEC & LEON SLSにヒットする形となり、GREEN TEC & LEON SLSは激しくガードレールにヒット! ドライブしていた黒澤治樹が衝撃のせいか救急車で運ばれることとなり、セーフティカー導入となった。

 SC中にカルソニックはピットインを選択し、トップ争いはDENSO KOBELCO SC430と、追い上げてきたS Road REITO MOLA GT-Rのバトルに。S Roadが再びリードを奪っているが、変則的なストップを行ったS Road、SC中のストップを行ったカルソニック、通常のストップを行ったDENSOとタイミングは異なる形になっている。

 一方、GT500では現在、PETRONASの他にも、前戦ウイナーのENEOS SUSTINA SC430が上位につけていたもののタイヤバーストでリタイア。また、EPSON HSV-010も2コーナーでのクラッシュによりリタイアを喫している。

 GT300クラスのスタートでは、無限CR-Z GTがトップをキープするものの、3番手スタートのGSR初音ミクBMWが絶妙のスタート。2番手発進のS Road NDDP GT-Rと並走し、2番手を奪う。勢いに乗るGSR初音ミクBMWの片岡龍也は無限CR-Z GTもかわしトップへ。S Road NDDP GT-R、そしてさらに2周目にはSUBARU BRZ R&D SPORTもCR-Zをかわしていった。

 一方、前日の予選では圧倒的なタイムでポールポジションを獲得するも、予選タイム抹消となったtriple a Vantage GT3は、1周目から続々と後方集団をオーバーテイク。10周目にはなんと3番手に躍り出るが、2番手のS Road NDDP GT-Rはアストンマーチンの追い抜きを簡単には許さず。しかし、10周目のスプーンでS Road NDDPがコースオフを喫すると、星野一樹駆るtriple a Vantage GT3はGSR初音ミクBMWに照準。15周目の1コーナーで、ついに全車をかわしトップに躍り出た。

 トップに立ったtriple aは、グイグイとポジションを上げ、173周のレースのうち50周を終えると、2番手に50秒もの大差をつけることに。一方、2番手につけていたGSR初音ミクBMWは35周目、なんとストップを喫し、リタイアとなってしまった。また、ランキング首位のエンドレスTAISAN PORSCHEも左右1本ずつリヤタイヤがバースト。ランキング上位陣には厳しいレースとなった。PPスタートの無限CR-Z GTは、序盤ペースを乱したほか、SC中の作業で60秒のペナルティストップを課せられ、現在16番手となっている。


関連のニュース

本日のレースクイーン

Mobil1レーシングサポーターズ2024
小湊美月(こみなとみづき)

スーパーGT Photo Ranking

フォトランキング