レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

スーパーGTニュース

投稿日: 2010.03.20 00:00
更新日: 2018.02.15 18:49

スーパーGT鈴鹿:小暮&ウイダーHSV-010がデビュー戦ポール獲得!


 スーパーGT開幕戦鈴鹿はノックダウン型式の予選が行われ、小暮卓史/ロイック・デュバル組のウイダーHSV-010がポールポジションを獲得。ホンダHSV-010 GTのデビュー戦ポールを成し遂げた。2番手にはZENT CERUMO SC430、3番手にはMOTUL AUTECH GT-Rが入った。GT300クラスはM7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7がポールを獲得している。

 予選1回目からシビック・インターシリーズの予選を挟んでスタートしたスーパーGTのノックダウン予選。GT300、GT500とそれぞれセッション1〜3に分けられ、セッション1、2のドライバーは連続して走ることができないため、チームが目標をどこに設定するかによってドライバーの選択に興味が集まった。

 セッション1では、予選1回目のトップタイムをマークしていたZENT CERUMO SC430がストレートで異音を立てながら走行。タイムも伸びずノックダウンかと思われたが、最終周に復活。ノックダウンは結局DENSO DUNLOP SARD SC430、ARTA HSV-010、EPSON HSV-010という3台となり、HSV-010 GTは2台がS1で姿を消してしまった。

 続くセッション2。ZENT CERUMO SC430のトラブルも解消し、終盤まではトラブルフリーとなっていたが、残り1分少々といったところの2コーナー立ち上がりでジョアオ−パオロ・デ・オリベイラ駆るHIS ADVAN KONDO GT-Rがクラッシュ! リヤが大破し、この時点でノックダウンが確定してしまう。さらに、KEIHIN HSV-010がノックダウン。そして王者PETRONAS TOM'S SC430がなんと8番手でノックダウン決定という波乱の展開となった。

 いよいよポールポジションが決まるセッション3。GT-Rが2台、HSV-010が2台、SC430が3台という陣容でポールが争われた。1周目から各車タイヤを盛んに温め、まずは1アタック。ここでトップに立ったのは小暮卓史駆るウイダーHSV-010。ZENT CERUMO SC430、ENEOS SC430、MOTUL AUTECH GT-Rが続く。

 チェッカー周、各車タイムが縮まるかと思われたが、小暮が叩きだしたタイムを誰も破ることができず、小暮&ウイダーHSV-010がポールポジション獲得! 見事ホンダHSV-010 GTのデビュー戦ポールポジションを獲得することとなった。

 2番手にはZENT CERUMO SC430、3番手にはMOTUL AUTECH GT-Rと続き、3メーカーがトップ3を分け合う結果に。4番手にはENEOS SC430、5番手にはMJ KRAFT SC430が続いた。

 GT300クラスのセッション1は、前年王者のウェッズスポーツIS350からアタックスタート。午前トップのマッハGOGOGO車検408Rが予選2回目に進むことなく、18台で争われる。セッション1でノックダウンとなるのは2台だ。

 そんな中、セッション1のトップタイムをマークしたのはアップル・K-one・紫電。ノックダウンとなったのはR&D SPORT LEGACY B4、BOMEX LIAN BOXSTERとなった。

 続くセッション2は16台から10台となる。S2を担当するドライバーはS3に向けて勝ち抜くことが要求されたが、ここでノックダウンとなったのは初音ミク×GSRポルシェ、CINECITTAタイサンポルシェ。triple a Vantage GT2、NAC衛生コムLMP Ferrari、HANKOOK PORSCHE、そしてS1トップタイムだったアップル・K-one・紫電となった。

 ポールポジションを決めるS3。終盤までトップを守っていたM7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7のタイムを最後まで誰も破ることをできず、谷口信輝がWエントリーのシビック・インターシリーズとともにダブルポールを獲得する快挙を達成。2番手にはFIA GT仕様のデビュー戦となるJIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430、3番手には阿部翼駆るアップスタートMOLA Zとなったが、阿部はタイムアップを狙う最中にスプーンでスピン。明日の決勝に向けてその影響が心配される。

スーパーGT第1戦鈴鹿 予選総合結果表
天候:晴れ 路面:ドライ
Pos.No.CarDriverTireS1S2S3rn
GT500
118ウイダーHSV-010小暮卓史/L.デュバルBS1'53"0081'54"0031'53"182rn
238ZENT CERUMO SC430立川祐路/R.ライアンBS1'54"1841'53"6031'53"277rn
323MOTUL AUTECH GT-R本山哲/B.トレルイエMI1'53"9901'54"1451'53"367rn
46ENEOS SC430伊藤大輔/B.ビルドハイムBS1'53"6101'53"5881'53"442rn
535MJ KRAFT SC430石浦宏明/大嶋和也BS1'53"1731'53"3501'53"637rn
612カルソニックIMPUL GT-R松田次生/R.クインタレッリBS1'53"9221'53"8091'53"716rn
7100RAYBRIG HSV-010伊沢拓也/山本尚貴BS1'53"5431'53"9261'53"819rn
81PETRONAS TOM'S SC430脇阪寿一/A.ロッテラーBS1'52"8211'54"278rn
917KEIHIN HSV-010金石年弘/塚越広大BS1'53"5771'54"335rn
1024HIS ADVAN KONDO GT-RJ-P.デ・オリベイラ/安田裕信YH1'54"3062'04"139rn
1132EPSON HSV-010道上龍/中山友貴DL1'54"406rn
128ARTA HSV-010R.ファーマン/井出有治BS1'54"525rn
1339DENSO DUNLOP SARD SC430A.クート/平手晃平DL1'55"019rn
GT300
17M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7谷口信輝/折目遼YH2'06"0932'05"1652'05"391rn
211JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430田中哲也/平中克幸DL2'05"8552'06"2842'05"599rn
346アップスタートMOLA Z横溝直輝/阿部翼YH2'06"5462'06"3332'05"827rn
443ARTA Garaiya新田守男/高木真一MI2'06"6832'05"0322'05"975rn
574COROLLA Axio apr GT井口卓人/国本雄資MI2'07"0122'05"9902'06"294rn
619ウェッズスポーツIS350織戸学/片岡龍也YH2'06"4822'06"7622'06"299rn
73HASEMI SPORT TOMICA Z星野一樹/柳田真孝YH2'06"4392'06"0352'06"664rn
886JLOCランボルギーニRG-3山西康司/関口雄飛YH2'07"4332'06"5392'06"849rn
931apr COROLLA Axio嵯峨宏紀/松浦孝亮YH2'07"7992'06"8932'07"276rn
1087JLOCランボルギーニRG-3井入宏之/坂本祐也YH2'07"7542'06"9612'07"719rn
112アップル・K-ONE・紫電加藤寛規/濱口弘YH2'05"7742'07"308rn
1233HANKOOK PORSCHE木下みつひろ/影山正美HK2'06"2892'07"552rn
1327NAC衛生コムLMP Ferrari山岸大/小泉洋史YH2'06"9342'08"155rn
1426CINECITTAタイサンポルシェI.スシュコ/植田正幸YH2'09"3662'08"338rn
1566triple a Vantage GT2松田秀士/吉本大樹YH2'07"8492'08"397rn
169初音ミク×GSRポルシェ番場琢/佐々木雅弘HK2'06"9362'09"151rn
17666BOMEX LIAN BOXSTER山下潤一郎/宮本隆士YH2'11"887rn
以上 予選通過車両:
18360石松Kosei RUNNUP PORSCHE澤圭太/Takamori.comYH2'16"317rn
DNQ5マッハGOGOGO車検408R玉中哲二/黒澤治樹YHNo Timern
DNQ62R&D SPORT LEGACY B4山野哲也/佐々木孝太YH-rn
DNQ88リール ランボルギーニRG-3余郷敦/細川慎弥YH-rn
ペナルティ:
rnNo.62 予選タイム削除:JAF国内競技車両規則(JAF-GT300)第7章第3条1.2違反 および3条5.2違反による