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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2014.06.16 00:00
更新日: 2018.02.17 00:45

タイサン8位。「アジアの代表として戻ってきたい」


 14日〜15日に行われた第82回ル・マン24時間耐久レースで、LM-GTEアマクラスにフェラーリ458で参戦したチーム・タイサン。中野信治/マーティン・リッチ/ピエール・エハートというトリオで臨んだが、トラブルもほとんどなく大健闘の戦いをみせたものの、8位でフィニッシュした。

 タイサンは2013年にアジアン・ル・マンのGTEクラスでチャンピオンを獲得。紆余曲折を経て今季ル・マン24時間にエントリーを果たし、レース直前になってこの車両を良く知る中野信治をエースに据え、ル・マンに挑んだ。

 しかし「走りはじめから、マシンのセットアップと言えるようなものがテストが不充分でほとんどできなかったんです」と中野が語るとおり、予選1回目ではなかなか思うようにタイムを上げられず。とは言え、LMP2参戦でジェントルマンドライバーに合わせるセット作りを熟知している中野がその経験を活かし、少しずつタイムを上げ「現状を考えると、ベストにはもってこられたのではないでしょうか」という状態で決勝に臨んだ。

 レースでは、中野はもちろんマーティン・リッチも千葉泰常代表をうならせる非常にステディなドライビングを披露。トラブルもほとんどなく、ドイツの強豪ファーンバッハー・レーシングとの混成チームはスムーズな作業で70号車をコースに送り出した。かつてタイサンからドライバーとしてスーパーGTを戦った経験をもつドミニク・ファーンバッハーも、父のチームを統率した。