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スーパーGTニュース

投稿日: 2016.03.04 00:00
更新日: 2018.02.17 13:19

タイサン×サード。伝統のコラボは「まだこれから」


 2日、スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションから2016年のシリーズエントリーリストが発表された。今シーズン参戦する全チームが記載されているが、GT300クラスに気になる名前がいくつかある。中でも26号車『Team TAISAN SARD』は、GTファンにとっては非常に気になるチームと言えるだろう。

 サード、そしてタイサン。両チームともスーパーGTの前身である全日本GT選手権に初年度から参戦。さらにはそれ以前のグループCの時代には、ライバルとして火花を散らしあった2チームが、同じチームとして併記されている。ゼッケンはタイサン伝統の26番。いったいこの『Team TAISAN SARD』はどんなチームなのだろうか。

 2日発表されたエントリーリストでは、チーム名以外はすべて未定のまま。そこでサード、タイサンの両チームの関係者に話を聞いたが、どうやら実際にチーム体制作りは「まだまだこれから」という状況のようだ。

 このコラボは、「お互いがもっているリソースを活かしてやってみよう」という話から実現したもので、2016年というより将来を見据えたものである様子。開幕に向けてはまだまだ検討を重ねる部分が多いようで、「開幕戦に間に合うかもしれないし、ひょっとすると間に合わないかもしれない」という声も。使用車種もウワサはあるが、まだおぼろげなものだ。

 ただ、このコラボレーションはGT300参戦の先に、ル・マン24時間を見据えたものであるようだ。サードもタイサンも、ル・マンに対する思い入れは深い。近年タイサンの千葉泰常代表も「世界のタイサンとしてはル・マンを目指したい」と公言し続けていた。2015年はスーパーGTもル・マンも活動を休止していたが、その情熱はまだまだ衰えていないはずだ。

 チームの実体が見えてくるのは、まだまだこれからだろう。とは言え、古豪2チームのコラボレーションによるチームがどんなものになるのか、大いに楽しみにしたい。


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