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ラリー/WRCニュース

投稿日: 2010.01.14 00:00
更新日: 2018.02.15 17:28

ダカールラリー:ステージ11でBMWのチチェーリが初ベスト トップが僅差に


 2010ダカールラリーは13日、サンティアゴからサン・ホワンまでのステージ11が行われ、グワラン・チチェーリ(BMW X3 CC)がステージウィンを獲得した。総合首位のカルロス・サインツ(フォルクスワーゲン・レーストゥアレグ)はこのステージでトラブルを抱え、リードは4分となっている。

 サンティアゴから舞台は再びアルゼンチンに戻り、サン・ホワンまでのステージ11はゴツゴツとした岩場の丘陵地帯。アップダウンのあるステージで、チチェーリがこのラリーで初のステージウィンを獲得した。

「短いステージだけど、マシンが道からはみ出さない程度にプッシュしていったんだ。(コ・ドライバーの)ティナ・ソーナーに『このステージは僕らのものだ』と言って、スタートから飛ばしていった」とチチェーリ。

 2番手は三菱レーシングランサーを駆るオルランド・テラノバ。3番手には総合2番手のナッサー・アル-アティヤー(フォルクスワーゲン・レーストゥアレグ)がつけたが、総合首位のサインツには2度のスローパンクチャーが発生。かろうじてトップを守ったものの、ステージ9番手に終わり、アル-アティヤーとの差は約4分半となった。

「2回のパンクチャーで大きなタイムロスをした」とサインツ。「最初はわずか30km程度で起きて、其の後40kmほど走ってまた起きた。最初の時はステファン・ペテランセルに抜かれ、次はチームメイトのマーク・ミラーに抜かれたけど、ホコリの中で過ごす羽目になったね。短いステージだけど簡単じゃなかった。総合首位を守れたことは幸せに思う」

 チーム・ランドクルーザー・トヨタオートボディの三橋淳は24位でステージフィニッシュ。総合18位、市販車部門トップのままステージを終えている。

●ダカールラリー ステージ11の模様(www.dakar.com)