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F1ニュース

投稿日: 2012.08.01 00:00
更新日: 2018.02.16 10:33

ダブルDRSは来季禁止も、ロータスは開発を続行


 2013年のF1ではダブルDRSのコンセプトが禁止されることが決定したが、ロータスは今シーズン後半のために引き続き同システムの開発を続ける。

 ダブルDRSは今季メルセデスが開発したシステムで、ロータスはこれは違法であるとして抗議を提出、それが却下された後に自身のシステムの開発を進めた。ロータスはドイツとハンガリーでこれをテスト、ベルギーGPで本格的に使用するものとみられている。

 メルセデスが開発したダブルDRSは、リヤウイングのエンドプレートの穴からマシンを通ってフロントウイングまで空気を流し、DRSを使用している際にフロントウイングをストールさせ、直線スピードを向上させるシステムだ。ロータスは、独自バージョンのリヤウイングストールシステムを開発した。

 ロータスのテクニカルディレクター、ジェイムズ・アリソンは、2013年に使えないとしてもシーズン後半の戦いにおいてメリットがあると語った。
「ダブルDRSを禁止する規則があるのは確かだ」とアリソン。
「それでもメリットはある」
「まだ20戦のシーズンの半ばに過ぎない。シーズン終盤ではないのだ。こういうものを導入することには大きなメリットがある」

 ロータスのチームプリンシパル、エリック・ブーリエは、ハンガリーにおいて、新システムの開発状況に満足していると語っている。
「ペースはなかなかいいと思う。劇的な進歩はなく、一歩一歩前に進んでいる。進歩が感じられればマシンに導入する。まだやるべき作業は残っているが、近々2台に搭載することになるだろう」