チャンドック「エントリーが認められたら、ステファンと本格的に話をする」

　カルン・チャンドックは、ステファンGP入りのウワサに対し、現在は契約を結んでいないものの、今後もその可能性がないわけではないと認めた。

　チャンドックはtwitterにおいてステファンGPとは現時点で契約を結んではいないと明言した。その後彼は、同チームと話をしたことは認め、今後契約を結び、今季F1に参戦する可能性はあると述べた。

　ステファンGPはトヨタのマシンと施設を引き継ぎ、2010年F1へのデビューを狙っているが、今のところエントリー権を確保できていない。しかし機材を開幕戦の地、バーレーンに送り、今月中にテストを行う予定であり、プロジェクトは進行中だ。中嶋一貴はすでにシートを獲得したものと見られており、チームメイトについては、ジャック・ビルヌーブ、ラルフ・シューマッハー、そしてチャンドックの名前が候補としてささやかれている。

「正直言って、インターネット上でいろいろな報道がされているので、すごくびっくりしているんだ」とチャンドックは422race.comに対してコメントしている。
「だって僕はステファンGPと契約を結んだわけじゃないからね。サインは一切していない。ステファンGPでレースをする準備など何もできていないよ。彼らはエントリー権も持っていないんだ。だから今のところ、報道は正しくはない」
「全く交渉しなかったとは言わない。彼らと話はしたよ。でもそれを言ったら、ルノー、ヴァージン、トロロッソ、カンポスとか、あらゆるチームと話はした」
「参戦するかどうか分からないチームと真剣に交渉することはできない。彼らがエントリー権を獲得したら、もっと真剣に話をすることができるけど、それでも契約はしないかもしれない」
「（僕が2010年にF1に参戦する）可能性はある。ステファンGPと話はしていて、もし彼らのエントリーが認められたら、もっと本格的に話をするだろう。でも今のところどこのチームとも契約はかわしていない」

　チャンドックは、今年もF1のシートを得られなかった場合は、再びGP2に参戦することを考えているという。