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スーパーGTニュース

投稿日: 2013.10.26 00:00
更新日: 2018.02.16 19:36

チーム・タイサン30周年。仲間が集い盛大に祝う


 25日、スーパーGT300クラスにチーム・タイサン・剣・エンドレスとして参戦するチーム・タイサンが、チーム活動30周年を祝い、盛大にパーティを開催。かつてレースをともに戦った仲間たちが集った。

 この日のパーティは、チーム・タイサン30周年、タイサン千葉泰常代表が社長を務める太産工業株式会社の創業70周年、創業者である故 千葉博さんの生誕100年を祝うというもの。戦後電磁ポンプを開発、東京都大田区から世界的企業に発展した太産工業を支えた地元の名士たちとともに、レースをともに戦ってきた仲間が集まった。

 正確にはチーム・タイサンは昨年30周年を迎えたため、今年は31年となるが、かつてグループC、グループA時代にドライバーを務め、千葉代表の「憧れの人」でもあった高橋国光チーム国光総監督が挨拶した。

「日本中探しても、千葉さんほど個人でモータースポーツを愛し、挑戦し、発展に寄与された方はいないと思う。人と人との絆を大切にする人。自分もさまざまな人に支えられレースをしてきたが、千葉さんはそのきっかけのひとつを与えてくれた」と国光総監督。

 また、「千葉さんはすごく細かいところに気がつくし、人間的に熱い人」と乾杯の挨拶をしたのは、鈴木亜久里ARTA代表。

「残念ながら僕はタイサンのクルマに乗ったことはありません。ドライバーとして技量が足りなかったのか(笑)、僕が海外に行ってしまったこともありますが、タイサンの黒赤のクルマは憧れていました」と会場を笑わせた。

 会場にはさらに、グループC時代からレースを戦ったPETRONAS TOM'S舘信秀代表、今季タイサンからアジアン・ル・マンにも参戦した中野信治、昨年タイサンからGT300初タイトルを獲得した横溝直輝と、蒼々たるメンバーが駆けつけ、チーム30周年を祝った。

 パーティでは後半、夏樹陽子さんによるジャズライブなどが開催されるなど和やかなムードに。チーム・タイサン・剣・エンドレスは今季アジアン・ル・マンのGTEクラスで今季のチャンピオンを手中に収め、来季のル・マン24時間への出場権を獲得したが、千葉代表は「ものづくり蒲田の支援を受けながら、2回目のル・マン制覇を目指します」とますます盛んなモータースポーツへの情熱を宣言していた。