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F1ニュース

投稿日: 2010.09.28 00:00
更新日: 2018.02.15 22:31

チーム・ロータスの名は使えない? プロトンが抗議


 ロータス・レーシングが来季から「チーム・ロータス」の名称を使用すると発表したが、グループ・ロータスの親会社であるプロトンがこれに対して抗議を行い、法的措置も辞さないと述べている。

 チームプリンシパルのトニー・フェルナンデスは、シンガポールGPの金曜、「チーム・ロータス」の名称に関する権利をデイビッド・ハント氏から取得したとして、来季からチームはこの伝統の名前を名乗ると発表した。
 しかしプロトンは27日、グループ・ロータスがF1を含む自動車の分野に関して“ロータス”の名称にかかわるすべての権利を所有しているとの声明を発表、フェルナンデスには「チーム・ロータス」の名称をF1で使う権利はないと主張した。

 プロトンは声明の中で以下のように述べている。
「プロトンとの合意によって、グループ・ロータスは1マレーシア・レーシング・チームが“ロータス・レーシング”ブランドを2011年およびその後のF1シーズンにおいて使用するライセンス契約を終了した。これは、1マレーシア・レーシング・チームが“ロータス”ブランドにダメージを与え、悪質かつ継続的にライセンスへの違反を犯した結果である」
「ライセンス契約の終了に伴い、1マレーシア・レーシング・チームもフェルナンデス氏にかかわる他のいかなる企業(チューン・グループSdn Bhdあるいはチーム・ロータス・ベンチャーズ・リミテッドなど)も“ロータス”ブランドを2011年F1シーズンにおいて使用するグループ・ロータスの権限を有さない。ここには“チーム・ロータス”ブランドの使用も含まれる」
「フェルナンデス氏はチューン・グループが“チーム・ロータス”の名称を以前デイビッド・ハント氏が所有していた企業、チーム・ロータス・ベンチャーズ・リミテッドから取得したと主張している」
「グループ・ロータスは、これらの権利は適正な法律上の根拠を持たないと確信している。そしてフェルナンデス氏は彼の会社がこれを購入した際にこの事実を十分承知していた」
「プロトンは、“ロータス”の名称に関する権利を守るため必要なあらゆる措置をとることに関してグループ・ロータスを支持する」