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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2016.01.29 00:00
更新日: 2018.02.17 12:43

デイトナ24時間:雨の予選はポルシェGT最速の波乱


 ウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ(WSCC)の開幕戦デイトナ24時間は現地時間28日、デイトナ・インターナショナル・スピードウェイで公式予選が行われ、SMPレーシングの37号車BR01・ニッサンがポールポジションを獲得した。

 一方、雨の予選で総合トップタイムを叩きだしたのは、GTLMクラスに参戦するポルシェ・ノースアメリカの911号車ポルシェ911 RSRを駆るニック・タンディ。昨年のル・マンウイナーが雨の中で上位クラスを上回るタイムをマークしたものの、グリッド順のレギュレーションにより、総合PPからのスタートとはならなかった。

 今年で54回目を迎える伝統のデイトナ24時間。予選日となった28日は朝のセッションから雨絡みとなった。現地時間16時からの予選は、GTDクラス、GTLMクラス、PCクラス、Pクラスの順で15分間ずつ実施されたが、徐々にコンディションが悪化していく状況となった。

 Pクラスでは、シリーズ初投入となるBR01を駆り、ミカエル・アレシンが2分5秒793をマークしてポールポジションを獲得。タイム的にはGTLMクラスとPCクラスが前方にいるものの、グリッドはP、PC、GTLM、GTDと並ぶレギュレーションとなっているため、明日のレースを先頭からスタートすることとなった。2番手にはエクストリーム・スピード・モータースポーツの2号車リジェJS P2・ホンダが入り、3番手がマイケル・シャンク・レーシングの60号車リジェJS P2・ホンダと、トップ3をLMP2勢が占めた。

 4番手には、ウェイン・テイラー・レーシングの10号車コルベットDPが、そして5番手にアレックス・ブルツのドライブしたフォード・チップ・ガナッシの01号車ライリー・フォードDPがつけている。今季からガソリンエンジンにスイッチしたマツダ・プロトタイプは、70号車が10番手、55号車が12番手となっている。なお、オレカFLM09のワンメイクで争われるPCクラスでは、BAR1モータースポーツの20号車が2分5秒708でクラスPPを獲得した。