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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2013.12.04 00:00
更新日: 2018.02.16 20:33

デルタウイング、ニッサンとボウルビーを提訴


 ドン・パノスが率いるデルタウイング・コンソーシウムが、来季のル・マン24時間のガレージ#56枠から、ニッサンZEOD RCで参戦を予定しているニッサンと、プロジェクトのイノベーション・ディレクターに就任したベン・ボウルビーに対し、訴訟を起こしているとアメリカの複数のメディアが伝えている。

 これはアメリカのモータースポーツ情報サイト『RACER』や『AUTOWEEK』が伝えているもので、ジョージア州ジャクソン郡の高等法院に対しデルタウイング、チップ・ガナッシ、デルタウイングプロジェクト56、ジェネラルマネージャーのドン・パノスにより、ニッサンやボウルビー、ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル、モータースポーツディレクターのダレン・コックスらを相手取り、秘密保持と登録商標、企業秘密の悪用、契約違反などで損害賠償と、“デルタおよび翼形状の車両”の使用の差し止めを求める訴訟を起こしたという。この訴訟にはZEODのほか、東京モーターショーでニッサンが公開したコンセプトカー、ブレイドグライダーも含まれている。

 ボウルビーはチップ・ガナッシのインディカーチームで働き、2012年からのインディカー新シャシーのコンペティションに、ガナッシの援助を得てデルタウイングプロジェクトを提出。ただ、このプランは実現せず、デルタウイングプロジェクトはスポーツカーレースに転じ、『デルタウイングプロジェクト56』という名の下、パノス、ガナッシ、ハイクロフト・レーシング、オール・アメリカン・レーサーズなどが協力し、2012年のル・マン24時間のガレージ#56枠に挑戦した。