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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2014.03.27 00:00
更新日: 2018.02.16 22:34

トヨタ、TS040ハイブリッドを公開。1000馬力発生


 WEC世界耐久選手権に参戦しているトヨタは27日、フランスのポール・リカール・サーキットで今季のLMP1クラスに投入する新型車両『TS040ハイブリッド』を初公開するとともに、その技術的な詳細を明らかにした。

 WEC参戦3年目となるトヨタは、今季から導入される新たなLMP1車両規定に準拠した新型車両を開発。今年2月にTS040ハイブリッドとの名称を明らかにし、搭載技術の一部も発表していたが、マシンの外観やカラーリングを含むそれ以外の情報に関しては、ここまでほとんど明かされて来なかった。

 そんな中、トヨタはWEC公式テストを控えた27日に、ついにTS040ハイブリッドを公開。カラーリングは昨年同様、ホワイトやブルーを主体に、レッドのラインが施されるようなデザインとなった。

 パワーユニットに関しては、新たに開発した自然吸気のV8ガソリンエンジンを搭載。排気量は昨年までの3.4リッターから3.7リッターに拡大され、520馬力を発生する。また、2月の発表で4輪での回生/力行を行うことが明かされていた新たなハイブリッドシステム(THS-R)は、前後輪で480馬力を発生し、パワーユニット全体の最大出力は1000馬力となった。