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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2014.05.23 00:00
更新日: 2018.02.17 00:07

ニッサン、2015年から“GT-R”の名でLMP1参戦!


 ニッサン/ニスモは23日、イギリス・ロンドンで記者会見を開き、2015年からWEC世界耐久選手権/ル・マン24時間耐久レースのLMP1クラスに、『ニッサンGT-R LMニスモ』という車名で参戦すると発表した。LMP1はル・マン24時間における最高峰クラスで、1999年以来16年ぶりに総合優勝争いに参加することになる。

 ニッサン/ニスモは今年、環境技術を志向したマシンのための賞典外の特別枠“ガレージ#56”からル・マン24時間に参戦。エンジン駆動時の蓄電後、ル・マンが行われるサルト・サーキット(13.629km)を電力だけで1周走行できる能力を備えた『ニッサンZEOD RC』を投入する。15年からのLMP1参戦にあたっては、このZEOD RCで培ったノウハウを活用するという。

 会見の冒頭に登場したニッサンのアンディ・パーマー副社長は、LMP1参戦に関して「ライバルたちに対し、まったく異なる方法で勝ちたいと思っている。我々は、ポルシェ、アウディ、トヨタと同じ枠のマシンに収めるつもりはない。他とは違ったものを目指している」とコメント。また、「ZEOD RCのノウハウを使ってLMP1に打って出たい」とも述べている。

「歴史の1ページに残るようなマシンになることを約束する。ル・マンに勝つだけではなく、サーキットでの成功と市販車での成功をつなぐという役割を果たし、長年に渡り記憶に残るようなマシンになると思う」