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F1ニュース

投稿日: 2009.03.12 00:00
更新日: 2018.02.15 12:23

バルセロナテスト3日目:バトン&ブラウンGPがトップタイム! ハミルトンはクラッシュ


 バルセロナでのF1合同テストが3日目を迎えた11日、ブラウンGPがついにトップタイムをマークした。

 ドライコンディションの下、全10チームが参加する中、ジェンソン・バトンは2位を1秒以上も引き離してトップに立った。スポンサー獲得のために燃料を極端に減らした状態で出したタイムではとの皮肉な見方も出てきているが、バトンは130周を周回、午前中にはピットストップ作業を含みレースディスタンスを走行、午後には予選シミュレーションとセッティング評価を行っている。翌日には再びルーベンス・バリチェロがステアリングを握る。
 2番手はフェラーリのフェリペ・マッサ。最初の走行でハイドロリックトラブルが発生しマシンをとめたマッサだが、後にコースに復帰した。セッティングオプション、レースウイークエンドのシミュレーションに取り組み、マッサは109周を走行した。
 BMWザウバーのロバート・クビカが3番手。クビカは、ピットクルーとの作業連携を高めるため、さまざまな状況を想定して作業にあたると共に、タイヤ比較、スタート練習、メカニカルおよび空力のテストに取り組んだ。

 4番手はトヨタのティモ・グロック。グロックは空力評価、サスペンション、セッティングの作業を行った。
 ルノーのフェルナンド・アロンソが5番手。アロンソはセッティング、空力作業、KERS開発、スタート練習にあたっている。
 レッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルが6番手に続いた。シーズン序盤戦に向けたセッティング、全般的な開発作業、空力コンポーネンツの評価にあたったベッテルだが、マイナートラブルのため、コースアウトを喫する場面もあった。
 7番手はウイリアムズのニコ・ロズベルグ。ロズベルグは空力テスト、セッティング、信頼性のチェックを行っている。

 フォース・インディアからはジャンカルロ・フィジケラが参加、8番手タイムをマークした。フィジケラはセッティグ、空力およびタイヤのテストに取り組んだ。
 前日トラブルに見舞われたスクーデリア・トロロッソだが、この日はセバスチャン・ブエミが145周を走りこんでいる。この日新車を初めて本格的に走らせたブエミは、マシンに慣れるところから始め、レースディスタンスの走行に取り組んだが、他車のコースアウトにより赤旗が出たため、数周早く切り上げることとなった。
 最下位10番手はマクラーレンのルイス・ハミルトン。ピットストップ練習、新しい空力パッケージでのロングランに取り組んだハミルトンだが、午後にターン2でコースアウトしてタイヤバリアにクラッシュ、フロントウイングのエンドプレートが破損、ノーズの支柱がダメージを負った。

Barcelona F1 test times, day three – 11 March
1. Jenson Button Brawn GP-Mercedes 1min 19.127secs 130 laps
2. Felipe Massa Ferrari 1min 20.168secs 109 laps
3. Robert Kubica BMW Sauber 1min 20.217secs 114 laps
4. Timo Glock Toyota 1min 20.410secs 132 laps
5. Fernando Alonso Renault 1min 20.863secs 107 laps
6. Sebastian Vettel Red Bull-Renault 1min 21.165secs 102 laps
7. Nico Rosberg Williams-Toyota 1min 21.324secs 89 laps
8. Giancarlo Fisichella Force India-Mercedes 1min 21.545secs 97 laps
9. Sebastien Buemi Toro Rosso-Ferrari 1min 21.569secs 145 laps
10. Lewis Hamilton McLaren-Mercedes 1min 21.657secs 86 laps
Track/weather conditions: Air temperature 10/16 °C, track temperature 11/21 °C. Overcast all day, with some sun in the afternoon.
All times unofficial


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