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スーパーフォーミュラニュース

投稿日: 2016.03.14 00:00
更新日: 2018.02.17 13:29

バンドーンは“頭脳派”。担当エンジニアを直撃


 14日、鈴鹿サーキットで幕を開けた全日本スーパーフォーミュラ選手権の公式合同テストで、本格的な走行をスタートさせたストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)。今もっともF1に近いと言われるバンドーンは、どんなタイプのドライバーなのか。チーフエンジニアを務める杉崎公俊氏に話を聞いた。

 昨年11月のテストをはじめ、週末の『2016 モータースポーツファン感謝デー』でもコンビを組んだバンドーンと杉崎氏。まだ、共に仕事を始めて日は浅いものの、杉崎氏はバンドーンを「いろいろ情報をもって、自分なりに乗り方やタイヤの使い方、タイムの出し方などをコントロールするタイプ」のドライバーであると表現した。

「ぽんと乗って、『こんなもんだよ』とタイムを出すドライバーもいますが、どちらかと言えば自分で納得いくまでデータやセットアップを確認し、クルマを100パーセント信頼してから(攻めて)いくタイプですね」

 近年のF1ドライバーには、バンドーンのようにセッティングや走行データなどをしっかり把握してから、マシンに乗り込むドライバーが多いという。クラッシュを避けたいと考えるチームが多く、シミュレーターでのセットアップの詰めなども進んでいる現在、マクラーレンの最新シミュレーターで経験を積んできたバンドーンも同様のスタイルの持ち主であることは、納得できる。