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F1ニュース

投稿日: 2011.02.16 00:00
更新日: 2018.02.16 00:58

バーレーン、デモで開催に懸念。F1が標的になる恐れも


 バーレーンで反政府デモが激化し、バーレーンGPの開催に懸念が生じている。グランプリ主催者は、関係者の安全を守ると約束した。

 デモで死者が出た後、抗議活動がさらに激化、開幕戦バーレーンGPの開催を危ぶむ声が上がっている。15日には抗議グループが、グランプリを利用して主張を広く伝えたいと示唆した。
 Bahrain Center for Human Rightsの副会長、ナベール・ラジャブは、Arabian Businessに対して次のように発言した。
「この時期、F1が平和的に開催されないことは間違いない」
「大勢のジャーナリストや大勢の観客が訪れる。(政府は)昨日と今日のような愚かな対応をするだろう。そうすれば血が流れることになるだろうが、主張をより広く伝えることができる」

 バーニー・エクレストンは、現状を懸念しており、バーレーンで予定されているシーズン前テストとF1開幕戦に向けて状況を見守っていくと述べた。

 一方、バーレーン・インターナショナル・サーキットのCEO、シャイク・サルマン・ビン・イサ・アル・カリファ氏は、この件について次のように発言した。
「わが国の最優先事項は常に、バーレーンの全国民、外国人居住者、海外からの旅行者の安全である。バーレーン・インターナショナル・サーキットで、我々は現在、2011年ガルフエア・フォーミュラワン・バーレーン・グランプリにおいて今年もイベントを成功させることに集中している」
「我々は、関係当局と協力し、状況を詳しく観察しており、何か進展があった場合には適切に対応する」


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